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【著作紹介】関西の地域振興と国際化-大学と新聞社の役割-

関西の地域振興と国際化著者市川 顕 (国際学部グローバル・イノベーション学科 准教授) 【編著】 
出版社: 関西学院大学出版会
出版年:2018年9月発行 
価格:2,000円+税
ISBN: 9784862832641
所蔵館:白山


内容現役の新聞記者たちによる、身近な地域に生じている経済的事象について、国際情勢・国際環境の変化と対応させながら考えること、マスメディアを理解することを目的とした講演・講義をまとめる。
 


関西学院大学出版会の紹介ページ

 

教員メッセージ

 本書は、筆者(市川顕・東洋大学国際学部)が関西学院大学産業研究所准教授時代に、産経新聞大阪本社の安東義隆様とのなにげない会話の中で、「最近の大学生は新聞を読まない」といった話題で会話をしたことに端を発する。
 ならば、幅広く、関西の現状、日本経済の国際化、地域振興やグローバル人材育成における大学の役割やメディアの役割について学生により深い理解をしてもらうべく講義を提供しないか、ということになり、関西学院大学経済学部設置科目として『経済事情F』を設置し、産経新聞社から毎回スピーカーをお呼びして、講義を行うことになった。
 本書は、2017年度の『経済事情F』の講演録となっている。各スピーカーは、『関西の地域振興と国際化』を念頭に据えつつ、自分の専門の視点から講演を行った。

目次

はじめに

第1講 地方振興とガバナンス─関西の地域振興と国際化
はじめに/地域とアクタ/若手起業家への期待/道頓堀リバーフェスティバルの挑戦/地方分権/開かれた地域としての関西の魅力 大学とメディアの役割/地域振興とアクター/専門家の役割/自治体職員の役割/市民の役割/若者の役割/異端者の役割/よそ者の役割/ブランド・クリエーター/インターメディエータ/おわりに

第2講 パナソニック「脱関西」宣言の真相─東京からみた 関西経済の「真の実力」とは
パナソニックが「脱関西」/東京目線による関西再生/大阪、関西の都市力/商機をいかにつかむか/質疑応答

第3講 スゴ腕トップの経営哲学─関西のカリスマ経営者が明かす経営哲学
大阪・関西経済の今と未来
リーディングカンパニー不在/「関西は一つ一つ」/インバウンドのインパクト/多様な成長エンジン育成も重要/関西の魅力、一致団結して発信を
スゴ腕トップの経営哲学
「いいものを高く」付加価値を大切に/成功への知恵「神様が授けてくれた」/綿菓子製造器からゲーム業界へ/ゼロから出発、海外も見据えて……/「グローバル展開だからこそ」地域に根ざして/ぶれない、逃げない

第4講 「二〇世紀少年」の夢再び─万博誘致レースの今後の展開
成功体験 一九七〇年万博/二〇二五年万博を大阪に/動き出した誘致活動/ライバル国の動向/誘致に向けた課題/質疑応答

第5講 日の丸家電の栄枯盛衰
電機産業凋落の背景/いかに生き残るか。そのための方策/これからの成長分野/質疑応答

第6講 関西のスポーツビジネス─地域創生にチャレンジするスポーツの現状
プロローグ/三イベントを比較して/前回大会との違いは/ラグビーワールドカップ 関西は限定的/東京オリンピック・パラリンック 蚊帳の外で終わらないために/関西ワールドマスターズゲームズ 盛り上げの具体策は/関西は危機感を持つ必要がある/打開策は「温故知新」/一九六四年東京オリンピックから/一九六四年の関西/「コミット」目指した関西/器が聖地となる/聖地と聖地候補の違い/関西の人材流出を防げ ポスト・ゴールデンスポーツイヤーズ/関西版ナショナルトレーニングセンターの必要性

第7講 関西から世界を読む─地政学リスクの読み解き方
ニューヨーク 国連報道の舞台裏/関西と国際会議/朝鮮半島問題に対する各国の思惑/隣国、韓国への複雑な思い/質疑応答

第8講 司馬さんに遼かにおよばず─論説「考」
司馬遼太郎 その文学の原点は新聞記者/司馬遼太郎と歴史小説/司馬遼太郎と太平洋戦争/司馬遼太郎が伝えたかったこと/司馬史観の成り立ち/コラムの要諦/質疑応答

第9講 デジタル時代の新聞─新聞社の役割はどう変質するのか
新聞のこれからのビジネスモデル/産経新聞社のデジタル化戦略/産経デジタルのビジネスモデル/デジタルとアナログの間/新たな収益源の模索/質疑応答

第10講 新聞社を目指す人へ
なぜ、新聞記者を目指したか/激動の二〇一七年 これからの世界は/強い新聞記者になるには/特ダネと遅配 ギリギリの判断/記者活動の原点 現場取材/生と死を見つめて/質疑応答
 

[著者] 市川 顕 (イチカワ アキラ)

市川 顕先生21世紀は環境の世紀といわれます。そして、持続可能な社会の構築は、現在の政治・経済・社会体制にとって大きな挑戦となっています。そこで求められていることは、①世代を超えた公平の達成、②自然環境をコストとして内部化した市場経済の達成、③自然に権利を与える法体系の達成、④グローバルから個人にいたるまでの多層にわたる環境改善への挑戦、⑤国際機関、国家から個人にいたるまでの多様なアクターの協働の達成、⑥他部門政策における環境配慮の統合の達成、でしょう。
私の研究活動においては、多層・多様なアクターによる持続可能な社会の構築に向けた環境ガバナンスを鍵概念として、アクター間、多層間、学問分野間のコミュニケーションの態様を示し、持続可能な社会に向けた取り組みを把握することを目標としています。

関連リンク

東洋大学研究者情報データベース(市川 顕准教授)
グローバル・イノベーション学科 市川顕 准教授のコメントがフィナンシャル・タイムズに掲載されました