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【著作紹介】よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編、実践編 5th Edition

よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編よくわかる音楽著作権ビジネス 実践編
著者:安藤 和宏(法学部法律学科 教授)
出版社: リットーミュージック
出版年:2018年2月発行
価格:基礎編3,000円+税、実践編3,200円+税
ISBN: 基礎編9784845631414 、実践編9784845631421
所蔵館: 白山

 

 

 

内容:

基礎編
JASRAC×NexToneに注目!最新事情が学べる著作権ビジネス本

NexToneが音楽著作権管理事業のシェアを伸ばし続け、長く続いたJASRACの独占的な管理時代に変革が起きています。本書はNexTone設立の経緯やJASRACとの違いなど、今まさに知るべき最新情報にフォーカスした、新装改訂版です。マンガを導入したケース・スタディ形式で、著作権の基本的な構造や法律理論から実際の運用方法に至るまでが学べます。実際に著作権ビジネスの現場で手腕をふるう著者ならではの見解や注意点などを盛り込んだ、1話完結型。必要な項目からサクサク読み進めることができる、著作権ビジネス本です。


実践編
契約書見本付き!第一線で必ず役立つ著作権バイブル

ネット・セールスや電子書籍、海外の著作権事情など、多様化されていく契約様式の現在に注目した、新装改訂版です。基礎編と同じくマンガを導入したケース・スタディ形式の採用で、知りたいテーマが一目瞭然。契約にまつわる実際の判例をもとにした解説では「何が問題の原因なのか」「どのように対処すべきか」が、ぐんぐん頭に入ってきます。英文版を含む契約書のフォーマット集が付属しているので、音楽著作権ビジネスを学ぶ人はもちろん、現場のバイブルとして必携の1冊です。
基礎編の紹介ページ

実践編の紹介ページ

 

教員メッセージ

 本書の初版は、音楽著作権ビジネスの法的構造と業界慣行をわかりやすく解説することを目的として、1995年4月に発行されました。以後、順調に版を重ね、本書で5版となります。本書をお読み頂ければわかりますが、アーティストが音楽業界の中心であるべきという私の信念が強く反映されています。音楽業界で約30年間にわたって契約実務に携わっていますが、アーティストの地位はまだまだ低く、彼らの環境改善が喫緊の課題となっています。

本書の読み方ですが、1話完結になっているため、どこから読んでもらっても構いません。ただ、総論を最初に通読しておくと、音楽業界の全体像がわかるので、その後の理解が容易になると思います。また、<もう一歩先へ>は高度な内容になっているので、はじめは読み飛ばしてもらってもいいと思います。なお、実践編はより実務的な内容になっていて、契約書の解説が中心です。

本書の対象読者ですが、音楽業界に興味のある人に読んでもらいたいです。特に将来、エンターテインメント業界で活躍したい人にとっては、必読の書だと思います。外からではわからない業界慣習や契約慣行を詳しく解説していますし、音楽業界の問題点を指摘し、解決策を提言しています。さらに、実践編の巻末には契約書のひな型を30種類以上掲載しています。漫画付きで読みやすい構成になっているので、興味がある人はぜひ手に取ってみてください。

【目次】

 
基礎編 実践編

[総論編]
1話 音楽産業の基本構造と権利関係
<アーティストがデビューするときに交わす契約書は?>
2話 レコード会社の役割1
<レコード会社っていったい何をするところ?>
3話 レコード会社の役割2
<印税ってどうやって計算するの?>
4話 プロダクションの役割
<アーティストとプロダクションってどんな関係なの?>
5話 JASRACの役割1
<JASRACって一体何をするところ?>
6話 JASRACの役割2
<著作権等管理事業法ってどんな法律なの?>
7話 NexToneの誕生とその役割
<NexToneとJASRACはどう違うの?>
8話 音楽出版社の役割1─音楽出版社とは─
<音楽出版社が自己管理するとき、作家の印税ってどうなるの?>
9話 音楽出版社の役割2─共同出版とは─
<ケンゾウ君の曲にタイアップがつく! でも権利関係は?>
10話 音楽出版社の役割3─原盤権とは─
<原盤って何? 制作するメリット、デメリットは?>
11話 音楽出版社の役割4─原盤権と出版権とは─
<原盤権と出版権、一体どちらがおいしいの?>
12話 替え歌と著作者人格権
<他人の楽曲のタイトルと歌詞は勝手に変えてもいいの?>
13話 カバーソングと編曲権
<既成曲をカバーしたい!でも権利処理は?>
14話 アレンジャーの権利
<ケンゾウ君にアレンジの仕事が...... でもギャラは?>
15話 P.D.と編曲著作物
<クラシックをアレンジして使いたい、でも著作権は?>
16話 専属作家制度と著作権
<えっ! レコード会社が管理している曲があるの?>
17話 旧法時代のレコードの権利
<「有楽町で逢いましょう」をイントロに使いた~い!>
18話 団体名義の著作物
<死後か?公表後か?それが問題な団体著作物の権利>
[各論編]
■海外との関係
19話 JASRACの信託者と非信託者
<JASRACに入会すべきか、すべきでないか、それが問題だ>
20話 ベルヌ条約と万国著作権条約
<よく見かけるあの© 表示って何の意味なのかな?>
21話 ローマ条約とWIPO実演・レコード条約
<日本人ミュージシャンの演奏って外国でも保護されるの?>
22話 外国曲の著作権
<特典DVDにビートルズのカバーを入れたい!>
23話 戦時加算に気をつけろ!
<どうして死後50年経っているのにP.D.じゃないの?>
24話 適法訳詞と著作権
<他人の楽曲を訳詞したらギャラはどうなる?>
■放送と著作権
25話 放送と音楽著作権
<ラジオで曲が流れたのに印税が入ってこない!どうして?>
26話 実演家と二次使用料
<ケンゾウ君の曲がドラマの主題歌に決定!でも使用料は?>
27話 レコード製作者と二次使用料
<放送に使われたレコードの製作者たるケンゾウ君の疑問>
■CMと著作権
28話 CM音楽と著作権1─既成曲─
<CMに既成曲を使う場合、権利処理はどうするの?>
29話 CM音楽と著作権2─オリジナル─
<オリジナルのCM音楽は著作権使用料が免除になる?>
30話 CM音楽と著作権3─局制作CM ─
<本人が知らない間にケンゾウ君の曲がCMに使われた>
■エンターテインメント・ビジネス
31話 映画音楽と著作権
<ケンゾウ君、映画音楽を担当!印税はどうなる?>
32話 ゲーム音楽と著作権
<ケンゾウ君にゲーム音楽の依頼が。でも契約は?>
33話 カラオケと著作権
<カラオケで歌唱する映像をアップすることは違法なの?>
34話 演劇と著作権
<書下ろしの音楽の著作権使用料はどうなるの?>
35話 ライブ演奏と著作権
<ライブハウスの著作権使用料ってどうなっているの?>
■レンタル・レコード
36話 レンタル・レコードの歴史と背景
<洋楽の新譜がレンタル・ショップにないのはなぜ?>
37話 実演家とレンタル・レコード
<CDがレンタルされると実演家に使用料は入るの?>
38話 レコード製作者とレンタル・レコード
<発売日なのにレンタル・ショップに新譜が並ばない理由とは?>
■音楽配信
39話 音楽配信と著作権1─ダウンロード販売─
<ケンゾウ君の曲が音楽配信で販売!さて、印税はどうなる?>
40話 音楽配信と著作権2─サブスクリプション・サービス─
<サブスクリプション・サービスの印税計算方法は?>
41話 音楽配信と著作権3─動画投稿サイト─
<ケンゾウ君のライブをLINE LIVEで生中継!さて、その権利処理は?>
■独占禁止法
42話 再販制度と著作権1
<素朴な疑問...... ジャケットの再って何?>
43話 再販制度と著作権2
<予断を許さない再販制度の行方。CDは一体どうなる? DVDは?>
■パブリシティ権
44話 パブリシティ権1
<僕の顔でもうけて知らんぷりはないんじゃないの?>
45話 パブリシティ権2
<昔の写真が無断で雑誌に載せられたら?>
■索引
■参考文献
■著作権裏話
case 1: 「記念樹事件」有名作家同士の対決は......
case 2: 「およげ!たいやきくん」逃がしたたい焼きは大きい!?
case 3: 「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」盗作と訴えられて......
case 4: 「お座敷小唄」作詞者不明の曲
case 5: 「パックマン事件」ビデオゲームは映画扱い?
case 6: ビートルズの曲をポール・マッカートニーが取り戻す?
case 7: 「チューリップ」本当の作曲者はだれだ?
case 8: 「長良川艶歌」編曲に対する盗作裁判
case 9: 「サザエさん事件」キャラクターの無断使用
case10: 「マイ・スウィート・ロード事件」ビルボードNo.1ヒットが盗作?
case11: 「プリティ・ウーマン事件」あの名曲がパロディに?

[契約編]
1話 レコード会社の移籍
  <ケンゾウ君、レコード会社移籍か!?>
2話 原盤譲渡と原盤供給
<ケンゾウ君、レコード会社移籍決定!>
3話 著作権契約の延長と終了
  <「おまえにロックイン!」のデビューから10年、著作権契約を終了するにはどうすればいいの?>
4話 肖像権と写真集
  <写真集って、どんな契約をすればいいの?>
5話 出版権設定契約
  <小説って、どんな契約をすればいいの?>
6話 海外への原盤ライセンス
  <ついにケンゾウ君のCDが海外で発売>
7話 プロデュース契約─日本人編─
  <ケンゾウ君がプロデューサーに起用される! それで契約は?>
8話 プロデュース契約─外国人編─
  <えっ、外国人にプロデュースを依頼! どんな契約を結べばいいの?>
9話 レコーディング契約─日本人編─
  <ケンゾウ君がゲスト・ボーカリストに抜擢される! それで契約は?>
10話 レコーディング契約─外国人編─
  <えっ、ケンゾウ君が外国人アーティストとデュエット! どんな契約を結べばいいの?>
11話 レコーディング契約と実演家人格権
  <またまたケンゾウ君がゲスト・ボーカルに起用! でも実演家人格権って何?>
12話 音楽配信契約
  <配信事業者と結ぶ契約ってどういう内容?>
13話 専属マネージメント契約
  <専属マネージメント契約のポイントは?>
14話 専属マネージメント契約─英文─
  <英文専属マネージメント契約の注意点とは?>
15話 商品化権契約
  <ゲームのサントラはおいしい商売なの?>
16話 CM音楽委嘱契約─英文─
  <CM音楽委嘱契約の注意点とは?>
17話 CM出演契約
  <デビュー10周年にしてケンゾウ君がCMに出演!>
18話 冠コンサートとその契約
  <ケンゾウ君、初の冠コンサートが実現!?>
19話 コンサート出演契約─日本人編─
  <コンサート・ツアーのバック・ミュージシャンに有名ギタリストを起用。それで契約は?>
20話 コンサート出演契約─外国人編─
  <コンサート・ツアーのバック・ミュージシャンに外国人シンガーを起用。それで契約は?>
21話 実演家と放送出演
  <ケンゾウ君、ドラマの主役に抜擢される!>
22話 ネット・セールスとリザベーション
  <ネット・セールスで印税を計算するってどういうこと?>
23話 レコードの販売委託契約
  <発売元と販売元のレコード会社が違うのは?>
24話 ライブ・ビデオの権利処理
  <ケンゾウ君一世一代のライブがビデオ化される!?>
25話 原盤の第三者使用
  <機内で流されるケンゾウ君の曲の印税は!?>
26話 プロモーション・ビデオの問題
  <どうなる!?プロモーション・ビデオの使用料>

 

[各論編]
■著作権紛争
27話 盗作裁判1─依拠性─
  <何と、ケンゾウ君の曲が盗作された!?>
28話 盗作裁判2─類似性─
  <またもや、ケンゾウ君の曲が盗作された!?>
29話 サンプリングと著作権 ─裁判例1─
  <アメリカにおけるミュージック・サンプリング事件とは?>
30話 サンプリングと著作権─裁判例2─
  <元ネタがわからないようなサンプリングでも違法なの?>
31話 サンプリングと著作権─実務編─
  <無断サンプリングによる紛争を未然に防ぐには?>

 

■海外との関係
32話 韓国の音楽著作権事情
  <韓国では日本の曲はどのように管理されているの?>
33話 台湾の音楽著作権事情
  <台湾でも使われるケンゾウ君の曲。しかして使用料は?>
34話 中国の音楽著作権事情
  <広東語バージョン作ったなんて聞いてないよ~>
35話 並行輸入とレコード還流防止措置
  <輸入盤が安いのはなぜ? 並行輸入っていったい何なの?>

■周辺の権利と今後の課題
36話 アーティスト名の法的保護
  <バンド名でもめるケースってどんなとき?>
37話 著作権登録の意義と手続
  <誰がために著作隣接権の登録手続はある?>
38話 私的録音録画問題
  <音楽用CD-Rにはアーティストなどへの補償金が含まれているらしい?>

■契約書フォーマット集
■索引
■参考文献

■知ってて得する音楽業界ウラ話
case 1: ジョン・ケージ「4分33秒」
case 2: クリント・イーストウッドは名作曲家
case 3: タイトルがとても長い曲
case 4: ビージーズ「愛はきらめきの中に」...
case 5: 永遠の著作権?
case 6: マイケル・ジャクソンとビートルズ
case 7: ベット・ミドラー事件
case 8:「上を向いて歩こう」
case 9:「戦場のメリークリスマス」
case10:「スーダラ節」
case11:「大地讃頌」
case12:「知床旅情」
case13: YMO「Behind The Mask」は世紀の名曲

 

[著者] 安藤 和宏(アンドウ カズヒロ

安藤先生1963年生まれ、東京都葛飾区出身。
東京学芸大学卒業、フランクリンピアース・ローセンター(LL.M.)、ワシントン大学ロースクール(LL.M.)修了、早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程博士研究指導終了(法学博士)。
高校教諭、音楽出版社の日音、キティミュージック、ポリグラムミュージックジャパン、セプティマ・レイ、北海道大学大学院法学研究科特任教授を経て、現在は東洋大学法学部教授。専門は知的財産法、音楽ビジネス論。
著書に『よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編 5th Edition』、『よくわかるマルチメディア著作権ビジネス(増補改訂版)』、『インターネット音楽著作権Q&A』、『夢の印税生活』(共に小社刊)、『情報は誰のものか?』(分担執筆、青弓社)、『アメリカ著作権法とその実務』(共訳、雄松堂出版)等がある。

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