Academics & Global 国際教育センター長挨拶

 「国際化」、「グローバル化」という言葉は今や社会で当たり前のように使われるようになりましたが、皆さんはこれらの言葉についてどう思っていますか。

国境を超えたヒトやモノ、そして情報の行き来はますます盛んになっていきます。そのような世界で活躍していくために、異文化を理解し世界のさまざまな人々と協働できる人材になりたいと考えている方もいれば、そこまではいかなくても世界を理解するための感性を磨いておきたいと思われている方もいるかと思います。あるいは、もっとシンプルにテレビやインターネットで見た海外の文化等に興味があり、もっと深く理解したいと考えている方もいるかと思います。大学時代は、このような異文化に対する知識を深めスキルや感性を磨く貴重な機会ですよね。

 東洋大学の学祖井上円了先生は、海外渡航が困難な時代に3度に渡る世界視察に出かけました。東洋と西洋の違いを目の当たりにして多くの知見を持ち帰り、その後の教育に取り込みました。本学の教育において国際化はその礎の一つとなってきました。また2012年の創立125周年記念を機に、「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」を柱とする未来宣言を行い、国際化を積極的に進めてきました。海外留学や研修、インターンシップなどの制度を整備し、その準備のための語学講座や大学独自の留学促進奨学金制度を用意しています。海外に渡航しなくても、多数の交換留学生が海外の大学から来日しており、交流の機会や共に学びぶ機会があります。また、コロナ禍を経て、オンラインによる海外の協定校の学生との協働学修の機会もあります。

 そして、国際教育センターはこのような機会を皆さんに活用していただくためのアドバイスや支援を行っています。是非、多くの皆さんに国際教育センターを利用していただき、皆さんの異文化への好奇心を満たし、グローバル人材として成長していくサポートができればと願っています。

国際教育センター長挨拶

国際担当副学長
国際教育センター長
荒巻 俊也