Academics & Global スーパーグローバル大学創成支援

TOYO GLOBAL DIAMONDS

スーパーグローバル大学創成支援とは

経済社会のグローバル化が進む中、我が国が今後も世界と互角に発展していくためには、大学の国際競争力向上と、多様な場でグローバルに活躍できる人財の育成が不可欠です。そのため、徹底した「大学改革」と「国際化」を断行し、我が国の高等教育の国際通用性、国際競争力の強化を図らなければなりません。

そのため、世界トップレベルの大学との交流・連携を実現し、また加速させるための人事・教務システムの改革を通じて国際化を徹底して進める大学や、学生のグローバル対応力育成のための体制強化を進める大学を文部科学省が10年間にわたり支援するものです。

「スーパーグローバル大学創成支援」には2つのタイプがあります。

タイプA(トップ型): 世界ランキングトップ100 を目指す、世界レベルの教育研究を行うトップ大学を目指します。

タイプB(グローバル化牽引型): これまでの実績を基にさらに先導的試行に挑戦し、日本社会のグローバル化を牽引する大学を目指します。

本学は、「TOYO GLOBAL DIAMONDS グローバルリーダーの集うアジアのハブ大学を目指して」の構想でタイプB に採択されました。

採択大学数

タイプA: トップ型 13 校
  • 国立大学(11 校)
  • 私立大学(2校)
タイプB:グロ-バル化牽引型 24 校
  • 国立大学(10 校)
  • 公立大学(2校)
  • 私立大学(12 校)

スーパーグローバル大学創成支援

東洋大学のTGD構想

TOYO GLOBAL DIAMONDS構想

TGD(TOYO GLOBAL DIAMONDS グローバルリーダーの集うアジアのハブ大学を目指して)の骨子は以下の通りです。この骨子の実現と人事・教務システムの改革を通じて大学改革と国際化を推進していきます。

東洋大学グローバルリーダー(TGL)プログラムの展開による、グローバル人財の分厚い中間層の形成

グローバル人財として成長するために「異文化環境における英語運用表現能力」「文化的な価値創造能力」「異文化環境における課題解決能力」の3要素の強化を目的としたプログラムです。これらの目的に沿って「Gold」「Silver」「Bronze」のランクごとに7つの認定要件を定め、各要件を満たした学生をToyo Global Leaderとして認定します。

国際通用性の高いプログラムの整備にもとづくアジア版エラスムスの実現

アジアのハブとなるべく、UMAP(アジア太平洋大学交流機構)の活用や世界各地域の海外大学と「編入に関わる協定」等の締結をし、国際通用性の高い教育プログラムを提供していきます。また、学位や単位、成績の国際通用性を高めるためのガイドラインを確立していきます。

普遍的な全世代グローバル教育

「TOYO-UCLA継続教育センター」等を中心に、幼稚園からシニアに至る幅広い世代にグローバル教育の機会を提供していきます。

持続可能な教育プラットフォームの構築

本構想における取り組みに対する支援、さらに、事業終了後も継続的かつ発展的に取り組みを推進し得る持続可能なグローバル教育プラットフォームを構築するため、独立採算型でグローバル教育に特化した事業法人「株式会社東洋グローバルダイヤモンド(仮称)」を設立していきます。

ロジックモデル

東洋大学ロジックモデル(PDF文書:674KB)

東洋大学ロジックモデル

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達成目標

スーパーグローバル大学創成支援の推進にあたっては、採択された大学に共通した41項目にわたる達成指標が課せられています。達成指標には、国際化の推進に必要不可欠な「制度設計」(23 項目)と「数値指標」(共通18 項目)があります。また、この指標のほか、東洋大学独自の指標も追加し、あわせて達成目標として定めています。

2023年(平成35年)までに、これらの目標を達成すべく大学が一体となって国際化に取り組んでいきます。

スーパーグローバル大学創成支援 TOYO GLOBAL DIAMONDS構想

制度設計 (210KB)

数値目標 (185KB)

具体的な取り組み

目標を達成するための取り組みを鳥瞰図にしました。

各推進項目はそれぞれが深く関係しあい、また既存の仕組みにも波及しながら、TOYO GLOBAL DIAMONDS 構想を推進していきます。

TOYO GLOBAL DIAMONDS 具体的な取り組み(1.11MB)

構想調書

構想調書(補正後)【東洋大学】(4.6MB)

ロジックモデル(674KB)

日本学術振興会ホームページ

自走化計画

スーパーグローバル大学創成支援事業により構築された取り組みが、文部科学省による財政支援終了後も自立しながら継続するよう自走化計画を策定しました。本学の自走化計画では下記の4つを柱に据え、TGD構想の持続発展性を確保します。

  1. 学内予算への内在化(中長期計画への反映による財源の確保)
  2. 寄付金の獲得
    募金専門部署の設置
  3. プログラムフィーの徴収
    ショートプログラムの拡大
    フィーベース留学生の受け入れ拡大
  4. 大学100%出資の事業法人からの支援
    自走化計画の詳細は下記をご覧下さい。
    本事業の自走化計画
    資金計画
    取組状況

ISAS2.0

ISAS2.0概要

ISAS2.0とは、国際大学協会(以下、IAU)が提供する高等教育機関の国際化に関する助言サービスです。

文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業に採択された本学のTGD構想において、“外部評価の一環として、IAUによる国際戦略評価(ISAS)を実施し、外部専門家による評価や助言を得ること(P.13)"としており、ISAS2.0をTGD構想の評価と国際通用性を高める手段として位置づけ、受審に向けて取り組んできました。

2018年5月にISAS2.0のプロセスを進めるためのISAS2.0運営委員会を学内に立ち上げ、約1年間の国際化にかかる自己点検を経て、2019年5月に「成果報告書」をIAUに提出しました。その後、2019年7月にIAUが設置した専門家パネルが本学を来訪し、現地調査を行い、本学に「最終報告書」提出しました。

本学は、ISAS2.0のプロセスを完了した暁としてのISAS2.0 Learning Badgeを獲得し、2019年11月にメキシコ合衆国プエブラ市で開催されたIAU国際総会において授与式が開催されました。

ISAS2.0の取り組みを通じて得た知見や経験を活かして、TGD構想の着実な実現を進めていくとともに、スーパーグローバル大学創生支援事業の終了後も見据えた持続発展的な国際化を推進していく所存です。

ISAS2.0詳細はこちらから(外部サイトにリンクしています。)

ISAS2.0: Learning Badge

本学が獲得したISAS2.0 Learning Badge (Assessing Strategy and Monitoring Achievements)は、堅実な国際化戦略の構築がなされ、具体的な目標や指標を持ち、進捗管理によって戦略的に施策の調整を行っているという証になります。

ISAS2.0: Learning Badge