大学院への
学内推薦

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Student Interview

文学研究科
日本文学文化専攻 博士前期課程2年
佐々木 悠里 さん

大学院での研究・生活のプレッシャーを
乗り越えられたことが貴重な経験と感じています。

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

私が大学院進学を希望した理由は、博物館学芸員として就職することを志望していたからです。学部時代には、専攻している近現代文学だけでなく日本の文学や文化について幅広く学べたことが何よりの収穫でした。例えば、古典文学や伝統芸能を通して古来脈々と受け継がれてきた慣習や、それに伴う日本人の心を深め、日本語学では普段使用している言語の仕組みや歴史を調べることで日本文化や文学が生成された背景を知りました。どの分野も学べば学ぶほど興味深く、そうした魅力を十分に伝えていける学芸員になりたいと強く思いました。そのためには、今まで学んだことを踏まえて、更に深い知識と教養を得る必要があります。大学院に進学して研究の進め方を基礎から学び、精度を高めたいと考えたことが進学の動機です。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

私は東洋大学文学部4年間の講義を経て、入学前には想像もしていなかったほど、日本文学や文化に関する興味の幅を広げることができました。大学院でも同じ先生方にご指導いただける場で、継続して学びたいと考えたことが大きな理由です。進学した現在では、教務課の方々も丁寧にご相談に乗ってくださったり、奨学金制度や院生研究室も充実していて、落ち着いて学ぶための環境が整っていると実感しています。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

計画的に研究を進めていくことの難しさを実感するとともに、その大切さに気づきました。どんなに時間をかけても自分の求める資料や論文に出会わなかったり、構想していたことが覆されたりすることも多々あります。私は講義準備、修士論文、アルバイトを両立させることが難しく、何度も「もう私には無理なのでは」と強いプレッシャーや不安に苛まれました。しかし、先生方のご指導などもあり、何とか乗り越えることができました。大学院生活のなかで自分が定める限界を超えていかなければならない場面に遭遇したことはとても貴重な経験だった感じています。

Q.大学院の魅力は?

人数が少ない分、先生方や学生同士の距離がぐっと近くなるので、意見交換を行う場が格段に増えることだと思います。自分ひとりで研究を進めていると気づかないうちに恣意的になっていることがあるので、専門を問わず指摘してもらえる機会が多いことは本当に貴重です。講義だけでなく、懇親会の場でなんとなく不安に思っていることや行き詰っていることを話して、研究の大きなヒントをいただけることもあります。私は大勢の人の前で意見を言うことが苦手だったのですが、大学院の距離の近さのおかげで相談しやすくなっていると感じています。進学前は大学院生とはひたすら孤独に研究を進めるものだと思っていたので良い意味でイメージが覆されました。

Q.大学院での学びを通して得たもの

自分の専門以外のゼミでも積極的に発言することを求められるため、物事を論理的に考えて自分の意見をまとめる力が訓練されました。他の学生の発表から議論の展開の仕方や資料の探し方などを学ぶことも多々あり、修士論文を進めるうえで大変勉強になります。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

私は昭和期に詩人、小説家、文芸評論など文壇で幅広く活躍した伊藤整を研究しています。テーマは「伊藤整が描く女性像」で、昭和15年に初めて女性を主人公に書いた長編小説を題材に、戦中下を生きた当時の女性たちの姿を伊藤整がどのように捉えていたのか、またこれまで伊藤整が描いてきた女性像と比較し、作品の立ち位置を捉え直したいと考えています。

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

日々の論文指導はもちろんのことですが、就職活動についても相談できたことが本当にありがたかったです。私の主査の先生は文学館の展示企画にたくさん携わってこられた方なので、履歴書とともに自分が行いたい展示やイベントの企画案の提出を求められた際にもご指導くださいました。展示コンセプトの設定や展示構成と予算の兼ね合いなど経営に関する現実的な面も教えていただいたり、面接練習を通して学芸員として何が求められるのかを深く考える機会を得ることができました。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

日々の演習で様々な分野の研究をしている他の学生の発表を聞き、意見交換を行っていたことで物事の見方への視野が広がり、自分の意見を整理する力を得ました。これらは修士論文で資料の選定・議論の展開を考える際にとても大切なことです。また、目の前に提示されている事実が本当に正しい情報であるか見極める訓練が積めたことは、論文だけでなく就職後や普段の生活にも役立つことだと思います。

Q.お金のやりくり方法や
授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば教えてください。

アルバイトをしながら、奨学金制度も利用しています。昨年度は東洋大学の給付型奨学金に採用されたため、学費の支払いが半額で済みました。進学前から金銭面はとても心配していたことだったので本当にありがたかったです。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 講義準備、博物館実習TA
火曜日 研究
水曜日 講義、研究
木曜日 講義、研究
金曜日 研究
土曜日 研究
日曜日 アルバイト
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

卒業論文に取り組む際は、その後の修士論文へどのように研究を展開させるのかを念頭に置きながら進めると大学院での研究生活がイメージしやすくなります。また、大学院では、先生方や周りの学生と話せる機会を大切にし、順調に進まなくても粘り強く取り組む覚悟が必要だと実感しました。
どうか体調に気を付けて自分の研究に打ち込める環境を大切に過ごしていただけたらと思います。

プロフィール

佐々木 悠里さん  東京都出身
2011年 東洋大学 文学部 日本文学文化学科へ入学
2015年 大学院 文学研究科 日本文学文化専攻へ進学
2016年 現在、大学院 文学研究科 日本文学化専攻2年在学中

(掲載されている内容は2016年10月現在のものです)
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社会学研究科社会学専攻 博士後期課程
荻 翔一 さん

先生や院生同士で徹底的に
議論できる環境が大学院の魅力です

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

もともとフィールドワークを行う文献を好んで読んでおり、自前で調査を行う中で、現場から得られるオリジナルな知見を見出すことへの憧れがありました。ゼミ論、卒論を書いても、そうした思いが尽きないことから、大学院に進学したいと思うようになりました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

私は学部から東洋大学でして、学部四年のときから大学院の授業を受講するようになりました。様々な先生や先輩と交流する機会が増える中で、先生方の的確なご指導や院生同士の活発な議論に惹かれ、東洋の大学院へ進学することを決めました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

修士論文を執筆しているときに、特に気がついたこととして、研究をすればするほど明らかにされていないことが如実にわかるため、疑問点が増えることがあげられます。ゆえに、研究の目的や視点に加え、研究の進捗具合といったことなども勘定に入れながらその限界をある程度自覚することによって、バランスのとれた(データから乖離していない)知見を提出できると思います。もちろん、そうした限界を示すためには最大限、ストイックに調査を進めたり、十分に考えたりといった前提が必要だということは言うまでもありませんが。

Q.大学院の魅力は?

先生方の指導を丁寧に受けられる機会が多いことに加え、先生や院生同士で徹底的に議論できる環境が大学院の魅力だと思います。そうした環境を積極的に活用することによって、自身の研究内容が整理されたり、論旨の矛盾やデータに対するこれまでとは違った見方に気づく(気づかされる)ということをこれまで幾度となく経験してきました。

Q.大学院での学びを通して得たもの

人にわかりやすく伝えるということを自覚的に行うようになりました。例えば私の所属している社会学専攻は、同じ社会学を学んでいても、調査の対象や方法などが全く異なる人たちがいます。そうした方々にも論理的に理解可能な形で自身の研究の位置づけや意義などを説明する機会が、ゼミだけではなく日ごろの会話の中でも頻繁にあるため、わかりやすく伝える技術は割と鍛えられたのではないかと思います。

Q.お金のやりくり方法や
授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば教えてください。

博士後期課程からは、日本学生支援機構の奨学金と大学内外でのアルバイトで生計を立てております。加えて、学内の競争的資金、奨学金、奨励金など該当するものはすべて申請することによって、研究するにあたって生じる負担をなるべく抑える努力をしております。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 RA(リサーチ・アシスタント)、授業
火曜日 勉強会、または研究
水曜日 学内アルバイト、調査
木曜日 授業、チューター
金曜日 学外アルバイト、または研究
土曜日 学会・研究会、または研究
日曜日 調査
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

前述したように大学院は研究に対してストイックな姿勢を求められる場であるため、何かしらの目的意識がなければ、非常につらい時間を過ごす可能性があります。特に博士後期課程まで進学する予定であればそうした目的意識に加え、東洋大学という環境のメリット・デメリットや自身の経済的な状況なども当然、考慮しなければならない点だと思います。もちろん、大学院に入学後、考えが変わることはいくらでもあるのですが、まずは進学する前に考えを固めていただければと思います。

プロフィール

2008年、東洋大学社会学部に入学。2011年に休学し、「緑のふるさと協力隊」として農山村で一年間暮らす。2012年に復学し、翌年、東洋大学大学院に進学。現在は同大学博士後期課程に在籍している。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
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法学研究科私法学専攻 博士前期課程1年
武 瑞樹 さん

自分に更なる投資を

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

現代社会の抱える課題の解決策の糸口、私生活の法律関係を論理的に考察できる能力を大学院でのさらなる研究で磨きをかけたいと考えたからです。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

最大の理由は、自身の論文テーマについて指導を受けることができる環境であることです。認知症高齢者だけの範囲ではなく、広く高齢者問題に精通なさっておられる教授の下、大学院での研究に励みたいと考えました。

また、東洋大学の図書の豊富さ、研究室等の設備の充実さなど、実際に研究する環境的な面も実際に自らの生活に合わせて、負担なく効率良く過ごせるかなども考慮し、総合的に判断して、本大学院への進学を決めました。

Q.大学院の魅力は?

学部生の講義とは異なり、少人数での演習、講義となりますので、学生と先生との距離が近く、講義で扱った内容については細部にわたる検討を行い、自身の研究テーマについてより専門的な内容を学ぶことができ、論文作成に効率的な研究活動ができます。また、実務に精通なさっている先生方も多数いらっしゃり、学問的な学びとは別に実務に沿った専門的な学習もできる点も魅力の一つだと思います。

また、東洋大学独自の語学力向上プログラムも受講することができ、学内での受講となりますので日々の研究活動と合わせて効率よく語学力のスキルアップできる環境が整っています。

Q.大学・大学院で学んでみて
気づいたこと・発見したことは?

研究の中で当初考えていた問題点とは別に、ときに別の観点からの検討の必要性を発見できることです。ある一定の先入観だけでなく、冷静な分析の重要性を学ぶことができました。

Q.大学院生活の中で辛かったことは?

基本は週に1回の判例検討の報告を行うのですが、ときに数回報告する週もあり、それらの準備のため一週間の時間の使い方に苦労しています。また、一つの報告には膨大な数の資料が必要となる場合もあり、、その資料収集の時間も効率よく行うことができるよう、心掛けています。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

私法の中に位置づけられる民法学を専攻し、その中でも「財産法」を中心に研究しています。
テーマとしては、現在、我が国で進行しつつある高齢化に伴う認知症高齢者の事故・事件の損害の帰責先についてです。超高齢化社会への進行の中で、近年の最高裁の判決もより注目され、こちらの研究を進めることにより、我が国が抱える重要な社会問題を解決する糸口を見つけられていければと考えています。

Q.おすすめの授業や、
教員を教えてください。

1 民法演習Ⅴ 太矢一彦 教授
高齢者、介護問題に精通なさっている先生ですので、実際の介護施設の職員の方を交えての授業の際は、実務的な学びもでき、より専門的に知識の習得ができることも魅力の一つです。

2 民法特論Ⅲ 芦野訓和 教授
事例検討、また事例に沿って幅広く知識を習得できるように、数々の文献、専門書を用いて進めていく授業で、幅広い論点の発見ができ、広い視野を養うことができる講義です。

3 民法演習Ⅳ 橋本昇二 教授
元裁判官であり、現在は弁護士として活躍なさっている先生で、日々の報告の中で実務の観点からの指導も受けることができ、学びの幅を広げることができる魅力的な講義です。

Q.大学院での学びを通して、
今後目指したい姿や
将来進みたい道など
ありましたら、教えてください。

法学研究科で養ったスキルを社会で発揮できるよう、今後の研究活動でも力を入れていきたいと考えています。認知症高齢者事故、介護施設での事故などの実際の事例なども研究の中で検討を行い、現代日本社会が抱える課題を社会で解決できるようになっていきたいです。

Q.授業料や生活費の工面について
工夫した点や、家族や職場の
エピソードなどがあれば教えてください。

これまでの貯金や、日々のアルバイトで学費や生活費を賄っています。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 講義、研究
火曜日 講義、研究
水曜日 講義、研究
木曜日 研究、アルバイト
金曜日 研究、アルバイト
土曜日 学内語学講座
日曜日 講義準備
Q.大学院で学びを考えている
受験生にメッセージを一言。

進学を機に新たなスキルを習得したい、学部生からの研究に磨きたいなど、各々多くの動機があると思いますが、これが正しいというものはありません。そのための自らの成長に必要な環境を、本大学院では整えることができます。大学を卒業したら就職という道もありますが、大学院に進学して将来の自分にさらなる投資することも意義があることではないでしょうか。ぜひ私たちと共に勉学に励みましょう!

プロフィール

武瑞樹 さん
2013年3月 東洋大学法学部法律学科 入学
2017年3月 同大学院法学研究科私法学専攻へ進学

(掲載されている内容は2017年5月現在のものです)
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経営学研究科
ビジネス・会計ファイナンス専攻
中小企業診断士登録養成コース2年
吉本 悟史 さん

MBAと診断士の資格を、コンサルティングという枠を超えて
教育分野でも活かしていく道を探っていきたい

Q.なぜ登録養成コースを選択したのか

養成課程に進もうと思った直接のきっかけは3度目の2次試験不合格でした。私は元々大手IT系企業およびコンサルティングファームにて技術系サラリーマンとして従事した後2010年10月に会社設立し、現在はITコンサルタントとして独立している経歴を持っています。

このような経歴から仕事上、ITを単なる業務効率化だけでなく企業経営にも役立てたいとの思いをかねてから抱いており、経営学を体系的に修得できる中小企業診断士の勉強を20代後半から始めたものの、当時は全く刃が立たず受験すらせずに挫折。その後試験制度が科目合格制になってから勉強を復活させ2007年には運良く1次ストレート突破するも2次の壁に阻まれ2度目の挫折を味わうことになりました。

それからは公私共に忙しく、とても受験勉強などをしている暇などなかったのですが、独立してビジネスが安定しだしてから一念発起して再々挑戦し、試験委員が換わったからか、2007年受験時とはガラリと傾向が変更された1次に戸惑いつつ、3年かかってようやく2014年に1次合格するもその年の2次はまたしても不合格。

さすがにこの資格は自分には向いていないのではとネガティブ思考に陥り、翌年に4度目の2次を受験しようか悩んでいた頃、東洋大学大学院に設置されている中小企業診断士登録養成コースの説明会が年末に開催されていたので、他の取得選択肢も一度考えてみようと思い、専攻長である井上善海先生直々の説明会に参加したところ、働きながらでも通えそうだと判断し受験を決めることになりました。

後で知ったところ2倍の競争率だったらしいのですが運良く合格できたので、家族も含め費用対効果も鑑みながら改めて熟考しました。その結果、やはりどう考えても実践に役に立つとは思えない2次試験対策に多くの時間とコストをかけるよりも、本コースで理論と実践を一体とした「実践経営学」をじっくり学びながら、中小企業診断士の資格だけではなく、社会人歴20年という節目において、これまでの仕事の集大成を修士論文という形で残し、MBAも併せて取得できることに大きなメリットと人生の幅をより広げていける可能性を感じたので、本コースへの入学を決めることになりました。今でもこの選択は間違っていなかったと思っています。

Q.仕事と家庭生活、大学院の両立は
どのようにしているのか

これについては、何といっても「家族と職場の理解および計画的行動の徹底」に尽きます。本コースでは主に土日に演習や企業診断実習(以下、実習)が行われますが、実習先企業訪問や報告会は大抵平日に終日開催されるため仕事は休まなくてはならないし、その他にも演習での課題や実習での個人作業、およびゼミや論文に伴う調査・分析や発表のための資料作成など、平日にも多くの時間を割かねばなりません。

そのため、どうしても家庭と仕事をある程度犠牲にしなければならない場面が出てくるのですが、そこは徹底的に家族と職場の関係者に対して入学目的と想いを説明しつつ理解いただくように努め、自分自身も行動変革しました。

具体的には、コースの年間スケジュールを仕事と同レベルで常に意識しながら、演習や実習のない休日はとにかく家族との時間を優先し、子供の行事と演習や実習が被ってしまった場合は(中小企業庁が定めた最低履修時間を下回らない前提で)割り切って休むことにしました。また、実習先企業の都合で平日に休まなくてはならない場合は、できるだけ早期に職場の関係者に共有しアレンジするように心掛けました。

このように、以前に比べてより計画的かつ集中的に時間を使うように努めたことで、家族とは短くても密度の濃い時間を過ごすことができ、また仕事においても限られた時間内で生産性やパフォーマンスを向上すべく立ち回れるようになったと思います。

さらに、論文のテーマをいろいろと考えたり整理したりする際には、スマートフォンやクラウドサービスを利用して、仕事や移動時等の隙間時間の有効活用にも努めました。

Q.将来の夢・展望は

現在は2年の秋学期で、予定されていた5回の実習は全て終わっているので、講義内容も卒業後や資格取得後の話題が増えてきています。私が診断士の勉強を始めた頃は、資格取得後は経営コンサルタントとして独立することが夢でしたが、独立した今となっては将来の目標が変わってきました。

独立してお客様を側面支援したり、様々なキャリアを持った社会人が集う本コースで学んだり、時には経営学部の学部生と交流したりするうちに、自分が20年関わってきたIT業界(特にエンタープライズIT市場)が抱える諸課題に対する経営学的アプローチを探求したい想いだけでなく、自分が蓄積してきたスキルやノウハウを後の世代に伝えていきたいという想いも募ってきています。

元々、将来的には漠然と教育に関わりたいという想いがあり、かつ今後は大学も変革して民間から講師を登用することが当たり前になってくるので、卒業後は何らかの形でMBAと診断士の資格を、コンサルティングという枠を超えて教育分野でも活かしていく道を探っていきたいと思います。

Q.受験生へのメッセージ?

本コースのように、大学院に設置されている養成課程のメリットは、やはりなんといっても「社会人で大学院生の身分を享受できる」ことでしょう。

世の中の学割サービスを利用できることはもちろん、学食、大学生協、大学図書館その他大学内の設備が使い放題なのは、時間のない社会人にとって本当に助かります。特に“東の横綱”と言われている学食の規模とコスパの高さは圧巻です。

そんな環境の中で勉強できることに加え、講師陣は名実ともに診断士業界の第一線で活躍されているプロコンばかりで、講義内容が本当にハイレベルで充実しています。特筆すべきは、毎年9月に3日間開催される本コースの名物「ビジネスゲーム」です。私が社長を担当したグループは熱戦の末に優勝しましたが、この演習を経験できただけでも東洋大に入学して良かったと今でも思っています。

更に、当然のことながらMBAも取得できる大学院なので、中小企業庁で定められている中小企業診断士に必要な知識のみならず、経営学に関するアカデミックな理論や実践的なコンサルティングスキルについても、ゼミや演習という形で学べるということも大きなメリットといえます。本コースは博士前期課程という位置付けなので、より研究に没頭したい場合は博士後期課程(いわゆるドクターコース)に進む道があることも大学院としてのメリットのひとつでしょう。実際に、2015年4月から(もちろん働きながら)博士後期課程に進んだ先輩もいらっしゃいます。

以上が本コースの主なメリットですが、一方で、現実的には良いことや楽しいことばかりではありません。

入学時のオリエンテーションに参加していただいたある卒業生から、「MBAコースと診断士養成コースの“ダブルスクール”に通うと考えた方がいい。」とのコメントがありましたがまさにその通りで、働きながらの通学は優雅なキャンパスライフなど全く期待できないことは肝に銘じた方が良いでしょう。

本コースは、基本的に木曜夜はMBAコースのゼミおよび演習で、土日日中は養成課程のカリキュラムをこなすというスケジュールですが、ただ出席して受け身で流すという学部生時代のような過ごし方はできません。1年の春学期は3月半ばから始まりますが、実習が始まる前の数ヶ月間は理論と演習中心でひたすら資料作りとプレゼンが続くので、ExcelやPowerPointが使えず、かつロジカル・ライティングができない人はとても苦労していました。

また、本コースを希望する場合は、漠然とでもいいので修士論文のテーマをイメージしておくことをお勧めします。その方が面接時の質問に対してスムーズに答えられるし、入学後もテーマがなかなか決められずに迷走して時間を浪費することを防げます。

大学院卒で修士論文を執筆した経験がない限り、MBA向けの論文執筆もかなりハードですので、中小企業診断士の資格だけをできるだけ労力をかけずに短期間で取得したいという方には大学院の養成課程をお勧めしません。やはり大学院は“研究する学府”であるという意識がないと自主的に修士論文を書くことが難しくなり、ストレスばかり抱えることになるかと思います。

以上、少しばかり厳しいことを書いてしまいましたが、逆を言えば学ぶ機会は本当に多くありますので、2年間じっくり腰を据えて(資格取得のためだけではなく)学問を深める気概をお持ちの方には、本コースの受験を検討する価値は十分にあると思います。事実、私もMBAコースでの学びの中で、資格取得のための勉強の浅薄さを思い知り、アカデミックで高度な講義内容に何度も脳味噌を揺さぶられる体験をしました。この体験は、日々の仕事や受験機関での学習では絶対に得ることはできないでしょう。

Q.その他訴えたいこと

入学してから1年半以上経った現在、振り返ってみると入学時と比較して大きな成長を感じる自分が居ることに気付きます。

その理由を考えてみると、“能動的に”考え、動くことができたからなのではないかと思うようになりました。というのも、大学の学部生時代や診断士受験機関では、とかく提示された課題をこなしていくという受動的な学習スタイルが定着してしまいがちですが、本コースでケーススタディに取り組む際には「☓☓メソッド」「△△フレームワーク」のような表層的かつ小手先のテクニックではなく、複数の視点から問題を抽出し、その真因を探り、そして課題を導出していくプロセスを徹底します。

これを可能な限り主体的に行うよう心掛けたことにより、同期との様々な議論の中で40代の私でも成長を感じることができたので、養成課程での成長のためにはまず“主体性”が必要だと考えます。そしてその経験が、実務にも活かされることは言うまでもありません。

日常では経験できない“アカデミック・ハイ”を体感しながら能動的・主体的に問題と向き合うことのできる『MBA診断士』を目指したい方、是非お待ちしております!

プロフィール

マインド・リノベーション株式会社代表取締役。14年8ヶ月の間身を置いたIT業界でのサラリーマン生活を、2010年11月末をもって卒業。かねてからの夢であった起業・独立を果たす。

ITコンサルタントとしてのキャリアを積みながら中小企業診断士とMBAを取得し、自身が保有するスキルとノウハウを日本企業の変革のために活かすべく、東洋大学大学院経営学研究科に入学。

神奈川県川崎市在住、北海道札幌市出身の40代。

(掲載されている内容は2016年11月現在のものです)
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経済学研究科
経済学専攻 修士課程2年 研究
倉持 悠佑 さん

世の中の仕組みを解明したい、理解したい。
理系学部から文系大学院へ

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

学部4年の卒業研究で食料経済をテーマにした研究を行ったことがきっかけです。大学は本大学の板倉キャンパスで生命科学部 食環境科学科(現在は食環境科学部 食環境科学科)に在学していました。人間の生きていく上で必要不可欠な「食」について栄養学的、医学的、生物学的、文化的といったあらゆる視点から知識を得ることが出来、「食」の大切さや素晴らしさを学びました。それに加え、元々経済というものに興味もありました。東洋大学では早い時期から就職活動に関してのセミナーやプログラムが用意されており、そこで社会人としての教養ということで社会の動きを知っておくことはが大切であるとアドバイスされました。そこで、私は新聞に目を通すようになるのですが、そのとき感じたことが、「難しいけれどもし理解できれば世の中の動きが理解できるし、自分なりにこれからどうなってゆくのかも考えられるのではないか」ということでした。私の経済に対する興味は大きなものとなり、4年の卒業研究では食と経済が関連した研究をしたいと思い、食環境科学科では数少ない経済学系の研究室に入りました。研究を進めていくにつれ、自分は経済学の専門的な知識が不足していると感じるようになりました。研究が思うように進まず、さらに学部の研究は1年しかないので時間も短いのです。このときは1年という時間がもの凄く短く感じました。最終的に1年で研究論文が仕上がったのですが、自分の中では満足がいかず、このまま学生生活が終わっても一生悔いが残ると思いましたので、大学院進学を決断しました。

Q.経済学部でない学部から
大学院経済学研究科に入学してみて、
辛かったことなどがありましたら
教えて下さい。

やはり授業についていくことが大変です。当然のことなのですが、どうしても知識レベルの差が出てしまいます。経済学部出身の学生は普通に理解できるところ、私は理解できずにいるというときは結構ショックです。勿論、先生は経済学部出身ではないことは考慮の上、授業が進んでいくのですが、やはり自分のレベルが追い付いていないと感じるときはあります。しかし、それは自分のその部分の内容について理解できていないという明確な目安にもなりますので、そこを理解するだけで自分の知識レベルは一気に上がります。なので、授業に追いつけないというのは、マイナスな意味で捉えがちですが、すこし考えを変えればプラスなのでやりがいを感じますし、モチベーションも上がります。

Q.大学院の魅力は?

学ぶ環境が整っていることです。大学院の研究室は8号館に集中していて、その棟に経済学研究科院生共同研究室もあります。8号館は未だ新しく、外見がきれいな故に、多くの大学院の学生が机に向かって集中している姿が伺えるので、自分にも刺激になります。

もう一つの魅力として、留学生との距離が近いということです。学部に比べ、研究室になると在籍する学生人数が格段に少ないのでその分、ほとんどの学生と交流することが出来ます。経済学研究室では、中国からの留学生が多いので、時に中国語を教えてもらったりしています。

Q.大学・大学院での
学びを通して得たものは?

大学では「食」を通じて自分の視野を広げることが出来たと思います。上記のように、一言で「食」といっても色々な見方があります。それが栄養学的に見たり、医学的に見たりということです。これを一歩枠から出て広い視野で考えると、「食」だけではなく世の中に存在するあらゆるものがいろいろな視点から見ることが出来ます。物事を広い視点で見ることが、大学の学びを通して得られたものだと思っています。

大学院では物事を論理的に考えられる力を得られました。学部の授業と異なり、授業では自分の考えを発言する機会も増えるので、発言する上でしっかりと理論を考えておかなければ先生や周囲の学生からの質問に答えられなかったり、議論が進まなかったりというケースがあります。そうやって訓練していくうちに自然に身に付けることが出来ました。

Q.現在の研究テーマについて
教えてください。

労働経済学の研究をしています。その中でもテーマに挙げているのが、非正規雇用に関することです。近年では、正社員ではなくパートやアルバイトといった非正社員として働く人々が増えてきています。景気が悪いから仕方がないという意見が多く存在する中、労働経済学の数々の研究では景気の良し悪しではなく他に原因があると言われています。このテーマは、世の中を更によくするために欠かせない1つの雇用に関してです。雇用からお給料という形で賃金が発生し人々が生活していける。この雇用をより専門的な視点から見て研究し、そして少しでもこの自分の研究が世の中に対してプラスの効果をもたらせればいいなと思います。

・教員名:道重一郎先生、科目名:西洋経済史
経済史なので、歴史の勉強にもなります。西洋の経済史から現在の世界の経済に繋がるものは非常に多いです。経済の歴史を紐解くことで、現在の経済への理解がさらに深まります。

・教員名:中川里香先生、科目名:アジア経済論(英語科目)
アジアの中でも近年発展が著しい東南アジア諸国の経済について英語で行う授業です。経済の知識は勿論ですが、発表がメインの授業なので、英語のプレゼン力も身に付けることが出来ました

・教員名:佐々木啓介、科目名:ミクロ経済学
ミクロ経済学は名前だけを聞くと非常に難しく思うかもしれませんが、モノを買ったり売ったりといった私たちの日々の生活に関わる科目ですので、非常に関心が強く経済学が日常生活にも生かせるきっかけにもなります。

Q.将来への展望は?

大学院で得られた知識やスキルは自分の一生の武器になると思います。大学院では専門知識は勿論のこと、考える力や新しい物事に対する学ぶ力というように、社会で生きていく上で必要な力を養える場でもあるので。卒業後、どんな職種に就こうとも、どんなフィールドであろうとも、ここで得た自分の武器を活かしていきたいと思っています。

Q.お金のやりくり方法は?

奨学金と大学のTAで生活しています。

Q.東洋大学大学院を目指そうとする
受験生にむけて一言メッセージを
お願いします。

多くの学生が4年で学部を卒業し、直に大学院へ進学します。しかし私の場合、学部で休学制度を利用したオーストラリアへの留学で1年、大学院受験のために1年、合わせて2年のブランクがあります。それでも今こうして充実した大学院生活を送ることが出来ています。学びたい、研究したいという気持ちが少しでもあれば受験勉強にも自然と力が入り熱心に打ち込めるのではないかと思います。同時に、受験勉強は自分の知識量を増やすチャンスでもあります。実際、私は1年の受験勉強期間を経てこの場にいますが、受験勉強で得た知識は授業でも研究でも役立つことが多々あります。入学してからのことを考えると、私のような経済学部出身ではない受験生ほど、受験勉強が大切になってくると思います。そのおかげで、授業についていけなくても自分で追いつけるだけの力は備わっています。受験勉強の期間は体力的にも精神的にも辛いことが多いと思いますが、入ってからのことを考えれば、とても大切な期間でもありますので、是非頑張ってほしいです。少しでも経済というものに興味のある方、ぜひ一緒に勉強しましょう!

プロフィール

経済学専攻 修士課程2年 倉持悠佑さん
茨城県つくば市出身。
附属校である東洋大学附属牛久高校を卒業。
2010年4月 東洋大学生命科学部食環境科学科(現 食環境科学部 食環境科学科)へ入学。
2012年9月 休学制度を用いてオーストラリアで1年過ごす。
2013年10月 大学に復学
2015年3月 大学卒業後、大学院受験に向けて浪人生活と併せ大学院の資金集めの為アルバイト生活を送る。
2016年4月 同大学大学院経済学研究科経済学専攻へ進学。

(掲載されている内容は2017年4月25日現在のものです)
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経済学研究科
経済学専攻 修士課程2年 就職活動
倉持 悠佑 さん

文系大学院生としての就職内定までの道のり

Q.入学して直ぐに、就職活動準備に・・・

東洋大学の理系学部から一浪をへて東洋大学の経済学研究科に入学した安堵感からか、大学院に入学して直ぐに就職活動の準備に取り掛かったわけではありませんでした。学部時代から経済学に興味をもった私は、やっと思いっきり経済学を学べるという気持ちがあり、正直入学後は就職活動はまだまだ先のことだと考えており、自分が実際に就活するイメージや実感が湧いておりませんでした。 しかし、入学して直ぐに開かれる大学院生向けの就職活動ガイダンスで、就職活動を始める時期やスケジュールは頭に入れておくべきというアドバイスを受けたので、ある程度の就職活動に対する目安は立てていました。

Q.大学院での研究生活は
いかがでしたか?

まず、学ぶ環境が整っています。大学院の研究室は8号館に集中していて、その棟に経済学研究科院生共同研究室もあります。8号館は未だ新しく、ガラス張りの校舎なので、多くの大学院生が机に向かって集中している姿が伺え、とても刺激になります。もう一つの魅力は、留学生との距離が近いということです。学部に比べ、研究室には在籍する学生が格段に少ないので、その分ほとんどの学生と交流することが出来ます。経済学研究室には中国からの留学生が多いので、時に中国語を教えてもらったりしています。

Q.では、就職活動を始めた時期は?

就職活動を始めたのは修士2年の4月です。この年の就職活動の解禁はその前月の3月でした。3月というと春休み期間中なので、就職活動の良いスタートダッシュができるであろうと考えていたのですが、大学院の春休み、ましてや修士課程のこの時期となると、自分の研究の進捗具合に少々焦る気持ちが芽生え始め、良い就活スタートというわけにはいきませんでした。修士論文の期限も1年を切っており、私の心境としては長期休みだからこそ研究に専念しなければいけないという気持ちの方が強くなってしまいました。ただ、春休み中は全く何もしていなかったのかといえばそうではなく、時間に余裕が出来たときや、スケジュールの空いた日は説明会に参加したり、Webサイトで情報収集をしていました。元々夏前には就職活動を終わらせておきたいと思っていたので、選考から内定までは長くて約3か月と考えると、遅くても4月には本格始動しなければならなかったのです。

Q.学部生との違いはあったか?

率直に言えば、学部生との違いを感じたことはあります。特に、書類選考で落ちた時はそう感じました。書類選考は企業に提出した履歴書だけで判断されます。選考に落ちる要因は企業によって異なりますが、その企業が学部生を優遇している場合や、私のように年齢が高い(学部時代に休学して語学研修に行ったり、大学院進学の費用を稼ぐためや受験対策等で1浪している)ことによって、そのような結果になったと考えられるケースもありました。しかし実際に私が就職活動中にエントリーした企業では、書類選考を通過することの方が多かったので、このようなケースは数少ないというのが実感です。理系の大学院に比べ、文系の大学院は就職に不利であるとよく言われており、私自身も耳にしたことがあります。しかし、実際に自分で経験してみると「そんなことはないな」というのが正直な感想です。書類選考で落ちるよりも、通過して次の選考に進めることが多かったので。

Q.具体的にどんな
就職活動をしていたのか?

大学院生だからと言って、学部生と就職活動の方法が異なるかというと、そんなことは決してありません。学部生の方々と同じように企業説明会に足を運び、エントリーをしてグループディスカッションや面接といった選考に進みます。その中で、大学院生だからという理由で企業や周囲の就活生から特別な目で見られるということも一切なかったので、そういった面ではこれから大学院に入って企業に就職を考えている人は安心して良いと思います。では、具体的にどんな就職活動をしていたかと言うと、まず初めの段階では業界や職種を絞っていたわけではなく、幅広い業界と職種を視野に入れていました。院卒だからといって、研究職や自分の専攻分野・研究に関連する仕事ということにもあまり拘っていませんでした。企業規模も大中小を問わず、求人サイトで興味を持った企業の説明会に多く参加してきました。自分の知らない業界や仕事はまだまだ多く存在しているので、最初から1つに絞るのは勿体無いと考えていたからです。また、自分の人生において、これほど多くの会社を自分の目で見られるのは、学生であるこの時期しかないと考えていたので。多くの会社説明会に参加する過程で、徐々に自分が魅力的に感じる職業が定まってきたところで、初めて職種を絞ってエントリーや選考を受けるようにしていきました。

Q.就職活動で感じた大学院生の
メリットとデメリット

メリットとしては、論理的思考が身に付いていることです。大学院では研究や授業を通して、論理的思考が非常に身に付きます。研究は理論が無ければ成り立たないため、必要不可欠なスキルであり、授業も同様です。また、大学院では学部の授業に比べて、自分で何らかの問題について考え、それを発表していくというスタイルの授業が多いのですが、これが就職活動で非常に役に立ちました。特に面接では、面接官の質問に対し、よく考えて理論を構築した上で自分の答えや意見を述べることができたと実感しています。デメリットとしては上でも述べたように、若い年齢や学部卒を好む企業には落とされる可能性があるということです。なので、求人サイトの採用情報で院卒も採用の対象であるか否かということをよくチェックしていました。中には院卒は対象ではない企業もありますが、対象としている企業も探せば少なからず発見できますので、心配する必要はないと思います。

Q.就職活動での失敗

面接では自分の研究について問われる機会が多くありました。勿論、面接官は私の研究内容に関して、詳細な知識があるわけではありません。にも関わらず、つい細かく研究内容を話してしまい、面接官に理解してもらえないことが多々ありました。専門知識のない方にも分かりやすい説明をすべきだったと後悔しています。

Q.内定をもらうまでの・・・

就職活動では「自分が何をしたいのか」ということを軸に企業を見ていました。この自分の「軸」は大学院生だからこそ、学部生よりもより一層大切なものになってくると思います。就職活動開始当初は、幅広い業界を視野に入れており、どんな仕事をしたいかなどと言った具体的なイメージを持っていませんでした。そのおかげで、最初から業界や職種を絞らず多くの企業の説明会に参加したことはとても有意義であったと実感しています。あらゆる業界を見ていく中で、自分が魅力的に感じる業界や職種が分かるようになります。それが徐々に自分の就職活動の軸となり、自然と自分が就きたい職業に絞れるようになっていきました。私の場合、就職活動を始めた当初はIT分野、総合商社、コンサルティングの3つに志望をしていました。そして、説明会ではその3つには絞らず多種多様な企業の説明会に参加し、最終的にコンサルティングということが自分の軸であると改めて実感できるものとなりました。自分が就きたい業界や職種が自分の中で固まれば、あとは選考に進むのみです。研究のこともあり、時間的にもそれほど余裕があるわけでもなかったので、本当に魅力を感じた10社程度にエントリーしました。そして、税理という観点から経営コンサルティングをするということに魅力を感じた税理士法人から内定を頂きました。

Q.これから就職活動をしようする
大学院生へのメッセージ

入学したら・・・
就職活動のスケジュールだけ理解しておくことをお勧めします。大学院では、学部と比較して授業の質が異なり、発表がメインとなるものが多いので、その準備に時間を取られてしまします。また課題も多く、それに並行して自分の研究も進めていかなくてはなりません。大学院1年次は、生活のリズムが掴めないこともあり、授業や研究で多忙になってくると、就職活動のことなど考えられないという状況に陥りがちです。ですから、入学した時点で就職活動がいつ解禁になるのか、自分はいつ頃から始めれば良いのか、といったスケジュールだけでも頭に入れておき、それを目安にある程度計画立てをしておくと良いと思います。あとは就職活動に関してはそれ以上考えず、授業や研究に専念するべきです。授業や研究で身に付けた知識やスキルは、就職活動のどこかで必ず活かされます。面接で研究のことを問われる場面も少なくありません。これは、しっかり研究に打ち込んでいなければ答えられない質問なので、大学院1年次では就職活動のことよりも研究や授業を第1に考えて取り組むべきだと思います。

2年次には・・・
1年次に必要単位を取得していたので、2年次は週に1コマの授業でした。時間に余裕ができた分を就職活動に充てられたため、精神的な余裕も持ちながら就職活動が出来ました。1年次に必要単位を取得したことで、本当に救われました。そして、研究と就職活動のしっかりとしたメリハリを付けることが必要です。その2つの両立をメリハリなくやってしまうと、集中力の欠如によって貴重な時間を無駄にすることになります。研究に関しては、修士論文の期日まで1年を切っているので、時間は少しも無駄にできないでしょう。修士論文は時間との勝負でもあるので。時間管理とメリハリ。そして、疲れたら研究からも就活からも離れ、思い切って休むことも大切です。

プロフィール

経済学専攻 修士課程2年 倉持悠佑さん
茨城県つくば市出身。
附属校である東洋大学附属牛久高校を卒業。
2010年4月 東洋大学生命科学部食環境科学科(現 食環境科学部 食環境科学科)へ入学。
2012年9月 休学制度を用いてオーストラリアで1年過ごす。
2013年10月 大学に復学
2015年3月 大学卒業後、大学院受験に向けて浪人生活と併せ大学院の資金集めの為アルバイト生活を送る。
2016年4月 同大学大学院経済学研究科経済学専攻へ進学。
2016年4月 入学時の就職ガイダンスでスケジュールを立てる。
2017年4月 就職活動開始
2017.6月 税理士法人から内定を得る

(掲載されている内容は2017年7月7日現在のものです)
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国際地域学研究科国際地域学専攻 修了生
小野崎 廉 さん

学ぶだけでなく実際に体験することが
自身の論文の作成に役立つと教えてくださっていました。

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

大学4年生の時に就職活動をしていましたが、学問の面白さに気づき始めたため私自身の進路について悩んでいたことについて当時のゼミの先生である徳江順一郎准教授に相談したうえで、大学院に進学することを決めました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

今まで学んだことをより深く教えていただけることと、先輩方の多くが社会人であったため、実際のお話を聞くことができることに魅力を感じました。また当時の成績が良好であり、学内推薦を受けられたので学内進学を選びました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

大学院の授業では、受け身の授業ではなく議論することが多く、どのようにすれば私自身の言葉をうまく伝えることができるかについて考えることが増えました。生活面では可能な限り大学にいるために、大学内でアルバイトをするようになりました。また、論文の作成をするために一日中ずっと研究室に籠ることもありました。

Q.大学院の魅力は?

前述したことですが、議論する際に先輩たちの実社会での体験談を踏まえた話もあったので、より深みを増した議論を交わせたことが良かったと思います。また、様々な分野で働いている学生が在籍していたので様々な角度からの意見を聞くことができるのも観光学ならではの魅力だと思います。

Q.大学院での学びを通して得たもの

大学院の2年間で、観光に関する知識が増えただけでなく、学生同士で議論をするときに自分の考えを貫くだけでなく、相手の考え方を尊重しつつ自分の意見を言うようになりました。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

私の研究では、フル・サービス型ホテル(複数部門を抱えているホテル)における部門間の葛藤や対立について研究をしました。先行研究も少なく論文を整理することやホテルで起きている事例などを調査することが難しく苦労しました。

Q.指導を受けた「教員」との
「エピソード」を教えてください。

教員名:徳江順一郎准教授
徳江順一郎准教授の指導方法は、学ぶだけでなく実際に体験することが自身の論文の作成に役立つと教えてくださっていました。具体的には大学院の2年間で、マレーシアのホテルで1か月間インターンシップとして働いたり、旅館で働く経験をする機会をくださりました。また、大学の後輩たちの指導をしつつ、彼らからも意見を交える時間を作ってもらいました。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

実際に観光に直結する業界に従事していますが、まだまだ経験も浅いため、どのような形で役に立っているかはまだわからないのが現状です。ですが、今まで研究したことは、実際に働いてみてより深く感じるようになりました。なので、もっと幅広く経験したうえで、自身の研究を仕事にの役に立てたいと思います。

Q.お金のやりくり方法や
授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば教えてください。

学費のやりくりは大学でのアルバイトと大学院での給付型の奨学金を得られたことで補うことができました。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
8時 起床
17時 出勤(夜勤)ベルボーイとしてお客様のご案内など
翌10時 退勤(夜勤)
翌11時 帰宅
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

大学院では大学とは違い自主性を重んじています。なので、頑張れば頑張るほど自分の身になりますし、そうしなければ後が大変になることをこの2年間で学びました。ですが、国際観光学専攻の先生方は学生のことを考えてくださっている方が多く、とても充実した学生生活を送ることができたと思います。もしも、大学院を悩んでいる方がいましたら、まずは相談してみることをお勧めします。そこから道が開けると私は信じています。

プロフィール

東洋大学国際地域学部国際観光学科を卒業後、東洋大学大学院国際地域学研究科国際観光学専攻に入学し、宿泊業(主にホテル)のことについて知識や経験を深めました。大学院修了後はそれらの経験を活かすために株式会社JALホテルズ(現在はオークラニッコーホテルマネジメント)に入社。今は現場での経験を得るために、株式会社ホテル日航大阪に出向中。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
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福祉社会デザイン研究科
人間環境デザイン専攻 修了生
吉田 尚平 さん

様々な世代が建築設計という1つの目標に向かって
同じ場にいるという体験は非常に刺激的でした

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

将来的に建築家になることを目標としていたため、大学の4年間では学びきれないことが多いと感じ、大学院へ進学することで建築に対する自らの考え方や姿勢を明確に持ってから社会に出たいと思ったからです。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

学部の時にお世話になったゼミの先生(櫻井義夫先生)の建築に対する思想をさらに深く学びたかったためです。その思想をきっかけに、自らの考え方を明確にしようと思っていました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

上下の学年や同学年にも建築だけではなく様々なジャンル(プロダクト、生活環境)について学び、意見を持つ学生がおり、彼らとの議論の中で自らの社会に対する位置がわかりました。また、学部生の時とは違い、修了単位数が少ないので、日常的に自分で計画を立て、実行していくという生活スタイルが身につきました。

Q.大学院の魅力は?

私が学部からの進学だったこともあり、学部生との縦のつながりが増えました。このことによって、様々な世代が建築設計という1つの目標に向かって同じ場にいるという、非常に刺激的な体験ができたことは、私にとって大学院での学びの大きな魅力でした。

Q.大学院での学びを通して得たもの

本学人間環境デザイン専攻のキーコンセプトである「ユニバーサルデザイン」を語る際の「すべての人が平等な生活を送ることができる社会環境」という言葉の意味は、「すべての人が同じように生活を送ることができる社会」を指すのではなく、「すべての人が自らの価値観を基に生活を組み立てることが可能な社会」だと理解しました。多様な価値観を認め、尊重しあうことができる社会を目指して建築を考えようと決意しました。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

ル・コルビュジェのドローイング(絵画)について研究しました。鑑賞者によって全く違って見えるコルビュジェの絵画を研究することで、多様な解釈、価値観で利用できる建築空間を設計する手法を見出そうとしました。

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

「建築設計特別演習A」(内田祥夫先生)でのエピソード
「私は建築物の改修工事を依頼された、生活が苦しい、妻子あり」など細かい設定をされた設計演習でのこと。実はその設定は、設計をすると違法になってしまうというもので、設計を請け負うかどうか、が、そもそも問われていました。学生だから、といって設定に甘えるのではなく、社会に出たときと同様の、しかも落とし穴を用意しているという授業に衝撃を受けました。建築設計という仕事の責任の重さを自覚させられました。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

自分がこれまで学んできたことは、多様な価値観を認める社会環境を創出するという大きなテーマに収束しています。現在の実習指導助手という立場で、学生からの様々な意見や反発などに対して、彼らの多様性を認めなければなりません。先の大きなテーマは教育においても役立ち、また重要であると感じています。

プロフィール

2011年3月東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科卒業後、同大学福祉社会デザイン研究科人間環境デザイン専攻博士前期課程に進学。2013年3月に修了後、藤井建築研究室にて、研修生として西洋思想史、美術史、建築史とともに建築設計を学ぶ。2016年4月、東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科実習指導助手に着任、現在に至る。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
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生命科学研究科生命科学専攻 博士後期課程
土屋 貴大 さん

生命科学研究科で学んだ研究技術、知識、人脈
すべてが今の仕事につながっています

Q.生命科学研究科に進学しようと思った
動機・経緯について教えてください。

学部3年生の秋学期から金子律子教授の研究室に配属され研究活動を開始しました。金子先生の手厚い研究指導と最新鋭の実験機器が揃う環境、互いに刺激しあえる仲間たちとの出会いを通じ、研究の面白さだけでなく、生命現象の奥深さや緻密さ、研究者として生きることの魅力、そして己の未熟さや無知を知りました。研究に励む中で得られる経験や知識を通じてさらに成長したいと思い、大学院への進学を目指すようになりました。他大学の大学院への進学も考えましたが、金子先生のもとで研究活動を進めていくうちに、学部時代から一貫した研究を続けていくことが自分自身の研究成果を上げることにつながると確信し、東洋大学大学院生命科学研究科に進学することを決めました。

Q.研究のテーマを教えてください。

「脳の発達におけるCRMP4の機能解明 ―嗅球の発達を中心として―」という論文題目で博士論文を執筆しました。具体的には、CRMP4というタンパク質が脳の発達に及ぼす機能を調べています。CRMP4は脳の発達時期にとても強く発現しているタンパク質で、これを失うと神経細胞の形態に異常が生じたり、匂いの情報処理を司る「嗅球」という脳部位の構造異常や、嗅覚異常、神経の興奮異常が生じることを見出しました。また最近ではCRMP4が自閉症に関連することも見つけました。

Q.大学院での学びを通して
得たものはなんですか?

実験に関する高度な研究技術をより専門的に学び、身につけられたのはもちろんですが、博士論文や学術雑誌掲載のために論理的な文章を書く「文章力」を養えたと思います。自分と同じように研究に励み論文投稿をしている大学院生が世界に数多くいる中で、自分の研究内容を論理的に表現し、そして学識者から高い評価を得ることは非常に質の高い文章能力が求められます。私は大学院での学びや研究指導を通じ、自身の文章力を高められたと実感しました。また、英語での論文執筆や海外で行われる国際学会での研究発表などを通じて、自身の英語スキルも上がったと思います。

Q.土屋さんが考える東洋大学大学院の
魅力を教えてください。

生命科学研究科の全ての先生方が教育熱心で、学生を育てることをとても大切にしてくれていると感じました。研究の過程でもしわからないことや確認したいことがあった場合、主指導教授以外の先生であっても学生に寄り添って親身に答えて下さいます。また、東洋大学大学院には東洋大学大学院学生研究発表奨励制度があり、学会開催地に応じた奨励金の支給制度があります。国内だけでなく海外の学会参加時にも適用することができるので、このような奨励金制度が充実していることも東洋大学大学院の魅力の1つだと思います。

Q.今後東洋大学大学院を
目指そうとしている方たちへ
メッセージをお願いします。

成長できる機会はいくらでもあります!東洋大学大学院ではそのような機会を支援する環境が整っています。臆せず、前向きに、ひたむきに、周囲の人へ感謝の気持ちと謙虚さを忘れず、果敢に学びを楽しんでほしいと思います。

プロフィール

土屋 貴大(つちや あつひろ)
平成27年度東洋大学大学院生命科学研究科博士後期課程修了。学部在学中から一貫して脳の発達に関する研究に従事する。博士後期課程在学中の平成25年度に日本学術振興会特別研究員(DC1)へ採用。博士号取得後、本学ライフイノベーション研究所の奨励研究員として着任。平成28年6月からはドイツ・オットー・フォン・ゲーリケ大学へ研究留学し、脳の記憶形成のメカニズムについて追究している。

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