Graduate School of
Business
Administration

Course of Business
Administration and
Marketing

経営学研究科

経営学・マーケティング専攻
ビジネス・会計ファイナンス専攻
博士前期課程 | 博士後期課程

白山キャンパス

Scroll Down

Professor

2019年度から、これまでの経営学専攻とマーケティング専攻を統合し、新たに「経営学・マーケティング専攻」をスタートします。
企業経営において重要な学問分野である経営学とマーケティングは、わが国では別々の部門で教授されることも少なくなかったですが、本専攻ではこれら両分野を有機的に統合した多彩で柔軟なカリキュラムにより、学生は深く学び、研究することができます。この特長は、高度専門職業人を目指す学生と、研究者を目指す学生の双方に大きなメリットがあるでしょう。
もうひとつの専攻「ビジネス・会計ファイナンス専攻」は、経験豊かな教員による理論的かつ実践的な指導が特長です。
未来の税理士たち、企業の管理職や士業の方など、多種多様な方が在籍しています。本専攻では、経営学理論の実践能力の獲得、MBA資格の取得、さらにコースによっては高度プロフェッショナル資格も取得でき、皆さんのキャリアアップに繋がります。

経営学研究科長 宮村 健一郎 教授

企業は現状分析や戦略立案、マーケティングなどの経営実践を通して、自身の価値を高め、社会に貢献します。よって、「高度な実践経営学」の理念のもとに、本専攻では経営学及びマーケティングに関する高度な理論と専門知識に
裏打ちされた研究を通して、論理的思考力を高めるとともに、理論を応用した実践能力の身につけた人材を養成します。
さらに、経営学及びマーケティングに関する自らの研究テーマにおいて、
専門性を発揮した理論的・実践的な知を創造できる研究者を養成します。
グローバル化のニーズに対応し、本専攻では日本語のみではなく、英語での講義や研究指導も行い、英語で学位請求論文の作成も可能です。多くの留学生の入学も期待しています。

経営学・マーケティング専攻長 
董 晶輝 教授

Movie

Student Interview

経営学研究科
経営学専攻
博士後期課程在学生
陳 塵 さん

実践的な学びを望む方には、非常に満足度の高い
カリキュラムになっていますのでぜひおすすめします

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

私は日本の食文化を通じて、日本文化に大変興味をもつようになりました。また、海外での留学経験を通じて、自らを成長させたいと思い、日本へ留学しようと決意しました。進学の動機は、仕事上どの職種においても経営に携わる全てについて理解を深める必要性を強く感じていたことから、経営全般についての知識をより深く体系的に学ぶことが必要だと思い、進学を決意いたしました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

1つ目は、初めて進学説明会に行った際は、親切に対応して頂いた先生と頼りのある先輩が印象的でした。それらが東洋大学大学院を選んだきっかけとなりました。
2つ目は、講義内容に合わせて、様々な専門分野でご活躍されている方々が実践を踏まえて教えてくれる、教授陣や講師陣の層の厚さです。大学院生に自由な研究環境を提供しています。
3つ目は、総合大学ならではの充実した環境です。通学に便利な都心のキャンパスや、設備・蔵書数も大満足の大学図書館、そして全国で人気No.1に輝いた学食など、非常に恵まれた環境でキャンパスライフを過ごすことができるのは大きな魅力でした。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

東洋大学大学院での生活を通じて、知識を学んだだけではなく、その知識を生活や仕事に活かすための能力も身に付けることができました。プレゼンテーションを通じて「論理思考力」や「問題解決力」が鍛えられます。

Q.大学院の魅力は?

入学してからは、指導教授が様々な面において親身になって指導して頂いています。そして、大学院に大変親切な先輩がたくさんいて、研究のことのみならず、日本での生活などの面においても貴重なアドバイスを頂いています。また、新しい校舎や充実した図書館と設備なども魅力的です。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

研究テーマは「中国国有上場企業における執行役員のインセンティブ報酬に関する研究」という題目で研究を進めています。
国有企業における執行役員のインセンティブ問題に関する先行理論研究をレビューし、中国における近年の研究成果を踏まえ、国有上場企業における執行役員のインセンティブの問題点を析出する。併せて、中国国有上場企業における執行役員のパフォーマンスを向上させるためには、インセンティブ機能を果たしている非経済的報酬としての「在職消費」の現状と問題点を明らかにしたい。毎週、劉教授、西澤教授、柿崎教授のゼミに参加しており指導を受けています。博士論文の指導において実務の知識を理論化する方法などを教えて頂けるため、私にとって大変助かっています。

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

1)国際経営論特殊研究 劉永鴿 先生
国際経営理論や多国籍企業の行動パターンについて探究。国際経営に関する文献を輪読形式にて発表、プレゼンテーションを行います。学生達との学びから、多様な考え方を知ることができました。論文の進捗度を発表し、その都度その場で問題点や疑問点を解決できたことがとてもよかったです。また、質問や相談にはいつも真摯に接していただき本当にお世話になっています。

2)経営学特殊研究 西澤昭夫 先生
西澤教授は経営や実務の経験も豊富な先生であって、親身になって教えて頂いています。特に博士論文の指導において私を啓発するためによく学問の本質な部分について質問を与えたり、実務の知識を理論化する方法などを教えて頂けるので、私にとって大変助かっています。

3)経営組織論特殊研究 柿崎洋一 先生
経営組織全般について学び、各種国内外の文献・資料、データ等を用いながら、経営組織の特色を解明する能力を養成。経営学における基礎から、専門性の高い分野まで幅広く網羅できました。

Q.大学院での学びを通して、
今後目指したい姿や
将来進みたい道などありましたら、
教えてください

修了後は就職する会社に貢献できるように、学んだことを最大限に活かしていきます。研究も続けます。

Q.授業料や生活費の工面について、工夫した点や
家族や職場のエピソードなどがあれば教えてください。

奨学金とアルバイトで賄っています。
留学生の私にとって奨学金は研究に集中するための大切な資金です。それを授与して頂いた東洋大学に感謝しています。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 経営組織論特殊研究
火曜日  
水曜日  
木曜日 国際経営論特殊研究
金曜日 経営学特殊研究
土曜日  
日曜日 それ以外の図書館での資料閲覧と博士論文の執筆
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへの
メッセージをお願いします。

豊富な知識を持つ教授陣だけでなく、多様な実務体験をもつ実務家の方々からも知識やノウハウを学ぶことができます。
より実践的な学びを望む方には、非常に満足度の高いカリキュラムになっていますのでぜひお勧めします。

プロフィール

母国である中国で、中国人民大学卒業後、経営学を学びたいと考え、さらに、日本の文化に興味があり来日。yiea東京日本語学校を経て、東洋大学大学院経営学研究科経営専攻に入学。(中国福州市出身。)
日本語学校:yiea東京アカデミー

(掲載されている内容は2017年5月現在のものです)
close

経営学研究科
経営学専攻
博士前期課程在学生
韓 方昕 さん

日本および中国のビジネス及び
未来の友好的な発展に貢献したい

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

私は2015年7月に中国のチチハル大学を卒業し、専攻は日本語でしたが、ITや電子商取引にも興味を持っており、大学二年次から日本人の教授のゼミに参加し、その先生のもとで経営、経済に関する基礎知識を学びました。学部の卒業論文も経営に関するテーマを選び、研究内容は、日本企業と中国企業の業務提携であるため、さらに日本の企業に関しても学ばなければなりません。それには、母国ではなくこの日本で研究する必要があります。また、経済も教育水準も高い先進国日本で、視野を広げながら、自分の研究をさらに深めたいと思い大学院への進学を決めました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

まず、指導していただく教授を探していたとき、劉先生の専門が国際経営比較論や経営戦略論であるということを知りました。これは私が大学院で研究したいテーマに近く、指導していただけるのではないかと思い、東洋大学を選びました。また、東洋大学の進学相談会に参加し、その際に担当の先生から丁寧な助言をいただいたことはもとより、先輩方の親切な紹介、環境の良さが非常に印象に残り、東洋大学大学院を選びました。

Q.お世話になった日本語学校の先生への
メッセージをお願いします。

日本語学校:Isiランゲージスクール
堀先生:
ありがとうございました。先生が私の進路指導から面接の練習まで丁寧に支援をしてくださったおかげで東洋大学に進学することができました。
小崎先生:
先生のおかげで、進学するためのスケジュールをうまく組むことができ、研究に関するイメージがわきました。本当にありがとうございました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

一番の発見は、自己成長です。今までの勉強は先生の授業を受けて、宿題を提出した後、最後期末テストなどの点数が高く取れれば十分と思っていましたが、大学院は自主的な勉強が主で、授業を受ける際に自分が作ったレポートを先生とゼミのメンバーの前で発表し、最後に皆さんと討論をします。そこで、勉強には終わりがなく、自分が日々成長しているのを感じました。

Q.大学院の魅力は?

東洋大学の魅力的なところは多いですが、ここでは3つ挙げたいと思います。まず第一に、経営学研究科に知識が広い先生がたくさん揃っています。自分が作ったレポートや研究に関して、いろいろなアドバイスをくださいます。第二に、大学院教務課の先生方と就職支援室の先生方も非常に親切で、研究以外の生活や就職活動に関する支援も充実しています。最後に、研究において重要な場所である図書館です。読みたい本が制限なく読めます。レポートなどを作成する際に必要な資料がある程度揃えられ、静かな環境なので、集中して勉強することができます。

Q.大学院での学びを通して得たものは?

大学院生活の中で辛い思い出はあまりなく、敢えて言えば、自分の研究に関する資料の収集です。いいテーマを選んだと思いましたが、なかなか最新のデータを収集できなくて、テーマを変えなければなりません。しかしながら、先生たちの助言をいただき、研究方向をうまく変えることで、新しいテーマを定めました。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

「グローバルEC企業の日本進出に関する一考察—アリババグループの事例を中心に」

Q.おすすめの教員や、授業など
ありましたら教えて下さい。

1)国際経営論特論 劉永鴿 先生
現在のグローバリゼーションの主役である多国籍企業と呼ばれる企業の経営に関する理論と具体例を学ぶことができます。
2)経営論特論 西澤昭夫 先生
経営戦略をめぐる代表的戦略論を10のスクールに分類し、また批評を通して「戦略」の本質を解明することを学びます。
3)企業論特論 柿崎洋一
企業の基本的な仕組みと活動を理解したうえに、現代的な課題について考察していきます。

Q.大学院での学びを通して、
今後目指したい姿や
将来進みたい道などありましたら、
教えてください。

今後の進路について、私は日本と中国の架け橋になるという目標を持っています。自分が学んだ知識や今までの経験を活用することで、日本および中国のビジネス及び未来の友好的な発展に貢献したいと思っています。

Q.授業料や生活費の工面などで、
工夫した点や
家族や職場のエピソードなどが
あれば教えてください。

東洋大学には私費留学生支援制度と奨学金制度があります。
授業料は両親からの仕送りと奨学金で、生活費はアルバイトの収入で工面します。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 図書館で研究に関する資料の収集
火曜日 アルバイトと読書
水曜日 アルバイトと読書
木曜日 大学院ゼミナールと研究内容のまとめ
金曜日 大学院ゼミナールと研究内容のまとめ
土曜日 運動と研究に関する資料の収集
日曜日 一週間勉強した内容のまとめ
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへの
メッセージをお願いします。

早くからしっかりと準備をすれば必ず行きたいところに行けます。もし行けなかったとしても勉強して無駄なことは1つもありません。受験は体力そして精神力の勝負です。最後まで諦めずに勉強すれば直前まで本当に伸びます。だから、諦めずに、自分で納得のいくまで努力して下さい。特に、留学生の皆さん、日本で進学や生活の面でもいろいろな困難なことがあると思いますが、何かあったら、積極的に担任の先生や経験を持つ人に相談したほうがいいと思います。最後に、東洋大学大学院を目指そうとしている皆さん、東洋大学大学院が研究にいい環境を備えておりますので、是非頑張ってください。応援します!

プロフィール

中国黒竜江省ハルビン市出身。
中国のチチハル大学で日本語を勉強しながら日本人の先生のゼミを参加し、経営学の知識を学んだ。それをきっかけに経営学に興味を持つようになり、さらに、自分の目で本当の日本を見てみたいと思い来日。
日本語学校を経て東洋大学大学院経営学研究科経営学専攻に入学。

(掲載されている内容は2017年5月現在のものです)
close

経営学研究科
経営学専攻
博士後期課程修了生
朱 亮 さん

知識を学んだだけではなく、生活や仕事に活かすための
能力も身に付けることができました

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

世界環境の変化が激しくなり、組織の経営は一層複雑になりました。私は、大学を卒業した後、各種組織の経営管理について一層深く学び、それを将来の仕事に活かし、さまざまな課題を解決したいと考え、大学院に進学しようと思いました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

東洋大学大学院は、魅力的な研究テーマを専門とし、著しい業績をもつ経営学の教授が多数います。このような教授陣のご指導のもと、自分は、もっと成長できるのではないかと考えました。また、キャンパスが都心にあるため、通学の利便性がよく、図書館などの設備も充実していて、私にとっては最適な研究環境でした。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

東洋大学大学院での研究生活を通じて、知識を学んだだけではなく、その知識を生活や仕事に活かすための能力も身に付けることができました。特に経営学は実践的な学問だとよく言われています。まさに経営学は理論だけでなく、実践していかなければならないと考えております。今後も、大学院で学んだ経営管理の知識を大いに仕事の中で実践していきたいと考えています。

Q.大学院の魅力は?

大学院の先輩には研究について様々なアドバイスを頂き、大変助かりました。また、留学生向けの奨学金や大学院生向けの奨学金が充実しているため、大切な時間を研究に集中することができました。さらに、研究発表のための補助金などの制度もあり、研究発表のモチベーションを高めることもできました。

Q.大学院での学びを通して得たものは?

経営学研究科での研究生活を通じて、組織の在り方や経営に関する考え方が変わりました。「企業とは何か」「経営とは何か」という質問に対して、深く考えて本質的な部分を明確にすることができました。そして、大学院で学ぶ理論と実際に企業で行われている実践との統合の重要性を意識するようになりました。これからは、仕事の中で経営学の知識を実践していきたいと考えております。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

私の研究テーマは「日本の経営者に与えたドラッカーの影響に関する研究」です。日本では、ドラッカー経営論そのものに関する研究が数多く存在しています。しかしながら、日本の経営者がドラッカー経営論からどのような影響を受け、そのようにそれぞれの経営実践に活かしたのかに関する研究はほとんどありません。そこで、私は日本の経営者の経営実践に注目し、ドラッカー経営論との関係性を明らかにしました。当時、毎週は主指導教授の西澤昭夫教授のゼミに参加し、博士論文に関する研究指導を受けていました。

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

1)教員名:西澤昭夫教授  科目名:経営学特殊研究A
西澤教授は経営や実務の経験も豊富な先生で、親身になって教えて頂きました。特に西澤教授が博士論文の指導において私を啓発するためによく学問の本質な部分について質問されたり、実務の知識・経験を理論化する方法などについて指導されました。それらの教えと経験は今の仕事の中でも役に立っております。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

現在、私は大学職員として教務課に所属しています。教務課の主な仕事は、履修や成績管理などの授業に関すること、行事や奨学金などの学生支援に関することなど多岐に渡っていますが、その中で私は各種申請手続きのサポートや履修登録データの生成などの業務を担当しております。大学院で学んだ経営学の知識を現在の仕事の中にも活かしています。どのように仕事の効率をあげていくのかを考える際に経営学の知識が有用であり、私にとっての最大の課題です。たとえば、申請書類のチェックやデータ入力など多くの件数を処理していく中、はっきりとした目標を定め、自ら優先順位を付けて仕事をすれば、効率よく仕事ができるだけでなく、一つ一つの作業がどのように仕事の目標に貢献できるかも理解することができます。また、現在の職場同僚とコミュニケーションをとりながら、同じ目標に向けて、それを実現していくという連携が行われているため、やりがいを感じています。これも大学院時代に学んだ経営学の知識が役立っています。これから、もっと仕事を覚え、更に大学院で学んだ知識を大いに活用していきたいと考えております。

Q.お金のやりくり方法や授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば
教えてください。

当時は、大学院の奨学金とアルバイトの給料で学費や生活費を賄いました。今振り返ってみれば、当時研究をしながらアルバイトも行っていましたので、かなり忙しい状況でしたが、大学院の奨学金を頂いていたため、大変助かりました。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
7時00分 起床
9時00分 出勤 メールの確認及び返信
10時00分 データ入力及びデータの確認
13時00分 各種申請に関する学生対応および学生への連絡
16時00分 学生の在籍に関する学内資料の作成
17時30分 本日の業務の整理、翌日の業務内容の確認
18時00分 終業 帰宅
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

これからの人生は、長いスパンで考えたほうが良いと感じます。そして、学生時代はたくさんの知識を学び、新しい領域の学問を研究することが必ず将来に役立ちます。東洋大学大学院は、優れた教授陣や充実した研究環境をもち、学生を全力でサポートしています。東洋大学大学院での研究生活を通じて、きっと大きく成長できると思います。

プロフィール

各種組織の経営管理および経営者の行動に興味を持ち、実践的な経営学を深く学びたくて、東洋大学大学院経営学研究科に入学しました。大学院博士後期課程修了後、大学の職員として勤めております。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
close

経営学研究科
マーケティング専攻
博士前期課程在学生
張 麗萍 さん

知識を学んだだけではなく、生活や仕事に活かすための
能力も身に付けることができました

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

中国の大学で2年マーケティングを専攻として、勉強しました。勉強していくうちに、サービスマーケティングがとても面白いと思いました。日本のサービスは世界でも有名ですので、サービスマーケティングをさらに研究するために、来日しました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

ブランドについて研究したいと思い、東洋大学の進学説明会に参加した際、自分の研究したいテーマと近い研究をされている先生がいらっしゃったので、この大学院に入りたいと思いました。

Q.日本語学校でお世話になった
先生方に、メッセージをお願いします。

日本語学校:京進ランゲージアカデミー学校
日本に来たばかりのときは、日本語があまり話せなかったので、なかなか思うようにいかないことも多々ありましたが、日本語学校の先生たちのおかげで、日本語がだんだん話せるようになりました。いつもありがとうございます。

Q.大学院で学んでみて
気づいたこと・発見したことはありますか?

大学院に入ってもうすぐ2か月になりますが、自分がまだまだ勉強が足りないことに気づきました。これからもっと多くのことを勉強して更に成長していければと思います。そして、時間が経つのは本当に早いので、今のうちからいろんなことを学んでいきたいと思います。

Q.大学院の魅力は?

毎週授業での研究、成果発表の準備をしたり、論文を読んだりすることは少し大変ですが、自分の成長にはとても役に立つと思います。学校の環境や施設も良いと思います。

Q.大学院生活の中でつらかったこと

修士論文は2年間で書き上げなければならないので、いろいろな文献を探したり、本などの資料を読んだりすることは少し大変です。研究テーマについての資料が少ないと、なかなか研究が進まないこともあります。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

中国における家事サービス業ブランド構築に関する研究
-インターナルマーケティングの視点から-

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

マーケティングリサーチ論 峰尾美也子先生
マーケティングリーサチ論ではいろいろな基礎知識を学べます。この授業は研究にとって非常に重要な授業です。
例えば、自分がどのような方法でデータを集めれば良いか、研究テーマについての調査票をどのように作れば良いかなどをこの授業で学ぶことができます。

Q.大学院での学びを通して、
今後目指したい姿や
将来進みたい道などありましたら、
教えてください。

最初の1年間で英語と日本語をもっと勉強して、研究も一生懸命にやりたいと思います。2年生になってからは、就職のためのを準備始め、大学院を卒業後は、日本の企業への就職を目指しています。

Q.授業料や、生活費はどうしていますか?

家族が学費と生活費を支援してくれます。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 授業
火曜日 授業
水曜日 読書
木曜日 大学院ゼミナール
金曜日 読書
土曜日 英語と日本語の勉強
日曜日 調査及び研究
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへの
メッセージをお願いします。

毎日頑張ればきっと成長できますので、どんなことがあっても決して諦めずに頑張ってください。

プロフィール

中国の江西省出身。中国の大学でマーケティングを勉強し、サービス業のブランド戦略等に興味を持ち、東洋大学院経営研究科マーケティング専攻へ入学。

(掲載されている内容は2017年5月現在のものです)
close

経営学研究科
マーケティング専攻
博士前期課程在学生
劉 エキショウ さん

人的販売に関してさまざま調査し、
未来に求められるブランド構築を目指す

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

中国の大学で2年間日本語を専攻し、大学3年生の時に転入生として関西の大学に入学しました。約2年間経営学部でいろいろ勉強して、マーケティング分野について興味が湧き、専門的な知識をもっと深めたいと思い、大学院への進学を決意しました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

日本初めて学部のマーケティング学科、大学院のマーケティング専攻を設ける東洋大学は、マーケターにとって非常に魅力的です。しかも、東洋大はマーケティングに関する素晴らしい教員がたくさん揃っているので、いろいろなアドバイスをいただけます。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

一番気づいたのは、学び方です。大学の場合は、先生から教科書あるいはテキストを指定し、受動性の高い勉強が多いですが、大学院に主としては自主的な勉強です。

Q.大学院の魅力は?

毎週さまざまな論文と本を読んで、フィードバックとしてレジュメを作ったり、授業で発表したりすることによって、自分自身の考えを整理し説明することが大変ですが、楽しいです。
また、東洋大は大学院生のことをとても考えています。例えば、大学院生は図書館で貸出上限が8週間30冊まで、本当に助かりました。

Q.大学院での学びを通して得たもの

毎週プレゼンテーションの繰り返しを通して専門知識はもちろん、思考力や問題意識をもって個人的な研究能力も鍛えられていることを実感します。

Q.論文の研究テーマ

「脱コモディティ化製品における人的販売戦略とブランド構築」

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

マーケティングリサーチ特論
リサーチプロセス、サンプリング方法、データ分析、評価項目の抽出、評価モデル作成、調査票の作成など基礎的事項を学びます。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

まだ在学中ですので、とりあえず論文に役立っています。

Q.お金のやりくり方法や授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば
教えてください。

東洋大学には私費留学生支援制度も奨学金制度もあります。
授業料や生活費は両親の仕送りと学内外アルバイトの収入で支出します。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
月曜日 アルバイト、授業
火曜日 授業
水曜日 アルバイト
木曜日 大学院のゼミナール
金曜日 授業
土曜日 読書
日曜日 調査及び研究
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

不安や悩みがあっても、自分を信じて最後まで頑張ってください。

プロフィール

中国四川省出身、中国の大学で日本語を学んだあと、日本の関西の大学に転入。経営学科で経営学を学ぶうちマーケティングに興味が涌き、東洋大学大学院経営学マーケティング専攻へ入学。

(掲載されている内容は2016年7月現在のものです)
close

経営学研究科
マーケティング専攻
修士課程修了生
茂呂 多美子 さん

©日経キャリアマガジン

店舗経営だからこそ、ダイレクトにMBAの学びが活きている

Q.大学院に、進学しようと思った
動機・経緯は?

大学卒業後、不動産会社に就職し5年半本社経理職に従事していましたが、イタリアが大好きで、どうしてもイタリアに住んで学びたいことがあり、退職し、2008年9月から1年間、イタリア国立ボローニャ大学経済学部にイタリア政府給付奨学金生として留学しました。その奨学金応募の際、学部時代の恩師2名からの推薦状が必要で、当時所属していた広告プロモーションを扱うゼミの疋田教授と、欧州ラグジュアリーブランドを研究されている塚田教授にお願いしました。卒業から5年以上も経っている学生に対しても、熱心に指導してくださり、研究計画についても快くアドバイスを頂きました。そのバックアップもあって、イタリア政府奨学金では異例のマーケティング分野にて奨学生として選んでいただき、留学することができました。この1年間で学んできたことを研究し、論文に纏めたいという思いから、大学院への進学を決めました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

イタリアでの成果を、日本で初めてマーケティング学科を開設した東洋大学の恩師のもとで改めてプロモーション、ブランディングを研究したいと思いました。東洋大学大学院のMBAにマーケティング専攻ができた最初の年の受験でもあり、プログラムにも興味がありました。

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・
発見したことはありますか?

大学院で学んでから、ものごとの意義を意識するようになりました。それから、小さなことから大きなことまで、実現可能性を考えながら計画を立てるようになりました。

Q.大学院の魅力は?

マーケティング専攻の学生は海外からの留学生も多く様々な国の事情や、価値観を研究発表やディスカッションを通し知ることができ、面白かったです。自分の主張を理論立てて、わかりやすく伝えるということの重要性と難しさを知りました。教授陣は学生一人ひとりに真剣にアドバイスをくださり、塚田教授はお会いするたびに文献や新聞の記事など其々の研究に関連する資料を沢山提供してくださりました。本当に真剣に学びたい学生には大変ありがたい環境です。修士論文の製本提出間際、ゼミの仲間でギリギリまで通読しチェックし合い頑張ったことが印象に残っています。

Q.大学院での学びを通して得たもの

大学院での学びの中で、様々な論文やワーキングペーパーを読み、幅広い知識を得ることができました。ケーススタディで老舗の店やラグジュアリーブランドも扱いましたが、「伝統的な良いモノ・サービス」も時代とともに、伝統を守りながらも新しく変化させながら今も確立しているということがわかり、納得しました。
主人が経営しているレストランを、変化を恐れずより良いサービスを提供できるように、働く側もより良い環境で働けるように変えていきたいと思うようになりました。

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

「北イタリアにおける地域食品ブランドの共同プロモーション ーパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを例にー」地域食品のブランディングを研究課題とし、その検討の方法として、原産地呼称保護としてグローバル展開を広げるイタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズの事例研究を行いました。パルミジャーノ・レッジャーノのブランディングを明らかにする為に、共同ブランドの発生の背景、協会の広告・プロモーション、グローバル展開について現地調査をもとに分析し、成功要因を考察しました。組織的なブランド管理に注目して、パルミジャーノ・レッジャーノ協会が競争力を高める為にブランドをどのように確立してきたのか、認定制度と商標の統一、絶えずブランドの特徴を伝えようとする共同プロモーションの役割を明らかにしました。

Q.指導を受けた教員との
エピソードを教えて下さい。

1)教員名 疋田聰教授
疋田先生は、学部時代からお世話になっています。先生のお話はとても面白く、聞き入ってしまいます。そしてそのお話の断片が私の中で教訓のように刻まれています。色々なことを教えてくださいました。「良い本とたくさん出会いなさい・良い本を読むと、背表紙を見ただけでそれとわかるようになる」、「幸運の女神は前髪しかない」、「いつどこで誰にあっても、あっどうも!と言える関係性であること」「三方よし」などなど。疋田先生の表情は豊かで発表の時などは、先生の顔をみると自分主張のピントが合っているのか、ずれているのかがわかったりしてドキドキしました。笑顔の素敵な先生です。

2)教員名 塚田朋子教授
塚田先生は、いつもパワフルです。真剣に学びたい学生には、ひとりひとり徹底的に応援してくれます。先生の著書「ファッション・マーケティング」の改正版に、ひとり1章ずつ担当制でゼミ生を共同著者にしてくださいました。皆で何度も書き直し、読み直し、検討しながら書いた文章。私達にとって、とても貴重な経験であり、製本された「本」を頂いたときの感動は忘れません。ゼミ終了後、食事に連れていってくださったり、カラオケで迫力ある美声を聞かせてくれます。

Q.大学院での学びが、
今どんな形で役立っていますか?

主人がオーナーシェフを務めるレストランCITTA’ALTAの経営管理と経理をメインに行っています。
小さな店で、現在は主人ひとりで店を切り盛りしていることもあり、仕込みやセッティング等の営業時間外の手伝いも、3歳の娘と一緒にしています。大学院の学びが役に立っている点は、経営者であるシェフの様々な悩みや希望を聞いて相談にのり、よりベターな解決策を考え提案し、決断をするサポートが出来るようになったことです。経営は決断の連続です。経営者は孤独です。本当に正しいか不安を抱えています。レストランオープン3年目から現在に至るまで、大学院で学んだマーケティング理論を用いながら、「シェフの美味しく美しく楽しい料理で、お客様に満足いただく」ために、副査の塚田教授のブランド論で学んだ、本当に良いものを守り育てるブランド戦略を念頭に置きながら、夫ともよく話し合い改善してまいりました。主査であった疋田教授のお話の中で、近江商人の「三方よし」が印象に残っていて、いつもそこに立ち返ります。三方とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」のことです。経営はこの「三方」が「よし」でないと、永続していくことは難しいのではないかと思います。これらのバランスが取れているのかを確認しながら経営するよう心がけています。最小単位の店舗経営だからこそ、ダイレクトにMBAの学びが活きていると感じています。

Q.お金のやりくり方法や授業料などの捻出方法や、
生活費のやりくり方法など
工夫した点や家族や
職場のエピソードなどがあれば
教えてください。

月~金曜日は、毎日受けられるだけ授業をとっていたので、土日のみのアルバイトで授業料は捻出しました。アルバイトも自分の研究テーマであるイタリア食材を扱う店舗を選び、研究の情報収集に役立てました。生活費は実家暮らしでしたので、家族のサポートを得ました。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
7時00分 起床
8時00分 家事
10時00分 娘の散歩 公園や児童館 買い物
13時00分 自宅で経理処理
15時00分 レストラン 清掃 仕込み補助
17時00分 レストラン テーブルセッティング オープン準備
18時00分 帰宅
Q.今後、東洋大学大学院を
目指される方たちへのメッセージを

私は、社会人にとして働いてみてから、学びたいことに気づき、大学院へ行きました。学びたいと気づいたときがそのタイミングなのだと思います。東洋大学大学院経営学研究科マーケティング専攻は、魅力的な教授ばかりです。是非貪欲に多くの授業に参加してみてください。

プロフィール

東洋大学卒業後、都内不動産会社で経理を担当。退職しイタリア国立ボローニャ大学経済学部にイタリア政府給付奨学生として留学。その後東洋大学大学院経営学研究科マーケティング専攻でプロモーション、ブランド戦略を学び直し、修了後に夫がシェフを務めるレストランCITTA’ ALTAで経営管理、経理の仕事に従事。現在、大学院で学んだマーケティング理論を活かしレストランを人気店に押し上げる。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
close

経営学研究科
マーケティング専攻
博士前期課程在学生
高 旒煜 さん

スーパーグローバルに選ばれた大学でもあり、
いろいろな国の人たちと交流することもできます。

Q.母国のことを教えてください。

私は西安工業大学、経済学部で国際経済と貿易学科を卒業しました。
主に経済学、経営学、統計学、国際経済と貿易基礎などについて学びました。
ダンス部やバスケット部にも入り、イベントの出演やバスケットボールの試合など、とても充実の大学生活でした。

Q.日本へ進学しようと思った
動機・経緯は?

卒業したら、そのまま国で働くより、世界中の競争激しいところで、世の中異なった文化を持つ人たちと交流し、視野を広げ、自分をもっと鍛えようと考え、留学することにしました。
さまざまの情報を集め、いろいろな国や町を考えてみたが、日本の文化や精神、国民性などに興味があり、自分の中では、日本は一番ふさわしい場所だと思い、日本に来ました。

Q.なぜこの大学・大学院を選んだのですか?

東洋大学は数少ない広告論を設けた大学院の中の一つでした。
自分が研究したい領域について研究を行っている教授がいて、そして、学校の場所や施設などとてもよくて、東洋大学を希望しました。

Q.大学院の魅力は?

教員たちは本当に親切で、すごく生徒たちのことを考えています。
授業に対して熱意や責任感がある先生たちたくさんいます。
学校の立地、環境や食堂、教室施設などきちんと整えて、学生生活に強く支えています。
スーパーグローバルに選ばれた大学でもあり、いろいろな国の人たちと交流することもできます。

Q.大学・大学院での
学びを通して得たものは?

学んだことがたくさんありまして、簡単に言い切れないが、専門知識はもちろん、考え方、視野、人々の接触し方、研究の進め方法など自分の人生にすごく役に立ちました。

Q.現在の研究テーマについて
教えてください。

私の研究テーマは「ファッションブランドのブランド・エクイティ構造分析と広告がブランド・エクイティに与える影響」です。
主にK・L・Kellerの顧客ベース・ブランド・エクイティ理論を中心し、ファッションブランドのブランド・エクイティの構造を分析し、明らかにし、そして、広告がどのような影響をファッションブランドのブランド・エクイティにもたらすかについて、研究しています。
授業は自分の意思で選ぶことができます。
私は主にブランド論、マーケテイング論、マーケティング・リサーチ、グローバル・マーケティングなどを履修しました。マーケティングに関する発想やブランド論の基礎知識の活用などを学んできました。そして、調査に必要な質問項目の作り方、データの収集、分析し方、ソフトの操作など詳しく学び、研究にとても役に立ちました。
あと、自分が興味ある領域や分野の授業をいくつ履修しました。

Q.将来への展望は?

修了後はマーケティングやブランド構築に感する職を務め、自分の知識や身についた力を生かしたいと考えています。
あるいは、後期に進学し、自分の分野について、もっと深く研究し、将来ならかの課題を解決するに力を貢献したいとも考えています。

Q.お金のやりくり方法は?

授業料や生活費は両親の仕送りとアルバイトの収入で支出しています。
特につらいと思いませんでしたが、日々充実して、忙しい毎日でした。

Q.現在の1週間、
または1日のスケジュールは?
8時00分 起床 出かけの準備 朝ごはんなど。
10時00分 登校 授業の準備 プレゼンの資料印刷など。
10時50分 授業。
12時10分 友たちと食堂で昼ごはん。
13時00分 授業。
16時00分 研究室で自習 図書館で資料の調べなど。
19時00分 アルバイト 家に帰る 友たちと遊びなど。
Q.東洋大学大学院を目指そうとする
受験生にむけて
一言メッセージをお願いします。

夢を忘れず、努力してください。

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
close

Professor Interview

経営学研究科
経営学・マーケティング専攻【経営学領域】
董 晶輝 教授

大学院は知識を習得する段階から
知識を創出する段階へ進む入口

Q.教員としてご自身の専門分野を踏まえ、
「研究者として研究」することの意味とは?
ファイナンスの役割は時間軸上富の配分を通して豊かな社会を創ることです
私は数理ファイナンスという分野で研究しています。「ファイナンス」とは時間軸上に希少資源を如何に配分するかを研究する学問です。例えば、家計は消費と貯蓄を決め、将来の消費のために、貯蓄した富を投資することを考え、資金運用のニーズが生じます。企業は新しいビジネスを通して、将来の収益を出すため、研究開発投資や設備投資を行うことを考え、資金調達のニーズが発生します。このような資金運用と資金調達に関わる合理的意思決定(富の最大化)を行うための数理モデルがファイナンス理論の中心的内容となります。このように、ファイナンスの意思決定は将来の富に関わるため、その結果には不確実性(起こりうる結果が2つ以上)が存在し、これが「リスク」と呼ばれるものです。リスクに対処するため、ファイナンス理論の研究では、確率論、統計学の手法を取り入れ、より高度な数理モデルを開発するようになり、これが一般に「数理ファイナンス」と呼ばれる研究分野です。この分野の研究成果は、ファイナンスの当事者に高度な意思決定ツールを提供し、富の創出、豊かな社会を創ることに貢献します。
Q.教員としてご自身が、
研究者になった経緯をご紹介ください。
物事の因果関係を探求したい気持ちが大切です
もともとエンジニアを目指していました。中国で石油化学プラントを建設する仕事をしていたとき、技術だけでは投資プロジェクトを遂行できないことを現場で実感しました。退職して、日本に留学し経済学の勉強を始めました。経済学理論の抽象的概念にうんざりしていました大学3年が終わろうとしていたとき、ロバート・C・マートン(Robert C. Merton)、マイロン・ショールズ(Myron Scholes)、フィッシャー・ブラック(Fischer Black)がノーベル経済学賞を受賞するニュースが飛び込んで来ました。詳しく調べてみると、この3人の功績は物理学で利用される熱伝導を記述する微分方程式を使って、オプションの価格に関する数理モデルを構築し、ファイナンス理論と実務でのデリバティブ取引の発展に貢献していたことが分かった。経済学では抽象的概念だけではなく、数理的計算が実際の形につながるエンジニアリングのような分野も存在する。これは面白い!Black-Scholes式と呼ばれるオプション価格式の導出を知りたい。それから、確率論など必要な数学の勉強を始め、大学院への進学を決めました。勉強をしているうちに、この研究分野は金融取引のみではなく、企業が設備などの実物資産への投資の意思決定にも広く利用されていることを知りました。これはまさしく私が当初から勉強したいことです!これはコーポレートファイナンスという分野で、経営学に関連する研究分野であることを知りました。それから、研究分野を経営学に移し、大学院で指導教授の先生方の熱心な指導もとで研究者としての道を歩み始めました。
Q.教員としてご自身の
ご専門分野について、
現在までにどんなテーマを
研究されているのか
ご紹介ください
不確実性下での投資決定理論も研究しています
オプションなどのデリバティブ資産は金融資産価格の不確実性に対処するためのツールです。実物資産から生み出される将来の収益は確定ではないため、実物資産への投資も不確実となる。これの特性から、オプション理論を実物資産の投資へ応用したものがリアルオプションと呼ばれています。現在の主な研究テーマはリアルオプション理論です。その他、デリバティブ資産の価格理論、金融工学といった分野の研究にも取り組んでいます。これらの研究テーマに関心を持つ前期課程と後期課程の学生を募集しています。もちろん、これらの研究テーマ以外の経営学分野の研究に対しても指導します。
Q.大学院で学ぶことの魅力とは?
大学院は知識を習得する段階から
知識を創出する段階へ進む入口
大学院ではより高度な専門知識を学び、物事を現象から捉えるのではなく、そこにある原理を探求する方法を習得する。さらに、学術論文の書き方についても学び、自分発見を世の中に伝える能力を身に着けることができる。
Q.大学院で学びを考えている
受験生にメッセージを一言。
人工知能(AI)に職を奪われないために
最近の人工知能の飛躍的発展により、今後の十年以内に数百の職種が人工知能によって代替されると予測されている。大学院で学び、高度な思考能力を身に着けることは自分の将来を守るひとつの方法と考えられる。

プロフィール

氏名
董 晶輝(ドン ジンフイ)
経歴
現在、東洋大学大学院経営学研究科経営学専攻 教授
1998年 東洋大学経済学部卒業、2004年東洋大学大学院経営学研究科博士後期課程修了 博士(経営学)取得。
2005年より、東洋大学経営学部講師。
専門
数理ファイナンス、金融工学、経営財務
最近の
論文
董晶輝・飯原慶雄(2014)「2次元リアルオプション・モデルに関連した微分方程式の解法」、『日本経営数学会誌』、第35巻第1,2号、pp.1-14。
Dong, Jing-Hui and Yoshio Iihara (2014), "The Optimal Timing of an Announcement for a Merger and Acquisition",International Journal of Real Options and Strategy, Vol. 2, pp1-12. December 10, 2014.
董晶輝・飯原慶雄(2015)「2変数リアルオプション・モデルの比較静学分析」『リアルオプション研究』、第7巻第1 号、pp.1 -11。
(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
close

経営学研究科
マーケティング専攻【マーケティング領域】
李 炅泰 准教授

マーケティングを研究することは、
市場における価値創出について追求することです。

Q.教員としてご自身の専門分野を踏まえ、
「研究者として研究」することの意味とは?
マーケティングを研究することとは、市場における価値創出について追究することです。
マーケティング研究の対象は多岐にわたりますが、一般に取引や交換に関わる種々の関係者が互いの目的に符合する価値をいかに創出して享受できるかを追究します。そのため、研究者には、プロダクト(product)やブランドを介してみられる企業・顧客・その他利害関係者の相互作用と関係性について、価値創出の視点からじっくりと洞察・分析する姿勢が求められます。市場における価値創出は、様々な取引関係者のニーズを満たしたり便益を高めたりしながら実現するもので、この点においてマーケティング研究は社会的価値の創出と向上にも寄与するものといえます。
Q.教員としてご自身が、
研究者になった経緯をご紹介ください。
仕事の経験がマーケティングを研究するきっかけになりました。
大学卒業後、日系商社の韓国法人で働きました。日本企業から製鉄設備や部品などを輸入して韓国の大手製鉄所に供給する業務を担当しました。この実務経験を通じて、中長期的な商品の販売ならびに安定収益を確保するためには、商品そのものの良さだけでなく、持続的で良好な関係性を築き管理するマーケティング活動が重要であることを実感しました。その後、日本文部省(現、文科省)国費研究留学生として渡日する機会を得て、大学院進学にあたってマーケティングを専門として選びました。
Q.教員としてご自身の
ご専門分野について、
現在までにどんなテーマを
研究されているのか
ご紹介ください
国際マーケティングと消費者行動を中心に研究しています。
市場のグローバル化が進む中、国境を越えて行き交う製品・ブランドに対する消費者の反応を追究してきました。少し具体的にいいますと、製品やブランドの出自国(原産地)のイメージが購買意思決定に与える影響、そして、消費者の様々な心理的要因および対人的要因が、どのように国内・国外出自の製品やブランドの評価に関わるのかについて分析してきました。現在は、とりわけ、マテリアリズム(materialism)、コンシューマー・エスノセントリズム(consumer ethnocentrism)、アニモシティ(animosity)、社会的規範(social norms)などに着目した実証分析に取り組んでいます。その他に、スポンサーシップとコーズ・リレーテッド・マーケティング(cause related marketing)に関する研究も行っています。
Q.研究者として、つらかったことや、
嬉しかったことは?
研究が行き詰まって悩むときもあります。
研究を行う過程では行き詰まるときが時々あります。研究課題を精緻化する段階から悩むこともあれば、データの収集や分析、論文の執筆などで苦労する場合もあります。私が大学院生だった頃にも研究が行き詰まって悩むときがありました。ときには研究の中間報告で何度も厳しい批判にあい、方向性を失いそうになったこともありました。そんなときには、頻繁に指導教授を訪ねて教えを乞うたり、周りの先輩や同期らに相談したりして、行き詰まった状況を少しずつ改善していきました。研究は孤独ですが、周りの人々とのコミュニケーションと協力を続けることで、より良い成果が期待できるものだと思います。
Q.大学院で学ぶことの魅力とは?
学部では経験できない世界が大学院にはある。
大学院では教授および仲間の院生らと濃密な知的交流を経験します。多くの授業はディスカッション中心ですし、論文執筆の全過程を通して指導教員や仲間の院生と幾度なく深度のある議論を交わします。このような大学院課程の日常は、互いの知見を高め合い、鋭利かつ論理的な視点を育てる、素晴らしい知的経験といえるでしょう。
Q.大学院で学びを考えている
受験生にメッセージを一言。
私も、仕事を辞めて大学院に進学することについて悩んだ時期がありました・・・。
会社員の頃、仕事を辞めて留学し、大学院に進学することについて、悩んだ時期がありました。当時の仕事は職場環境も良く、学べることがいろいろあって充実していたからです。しかし最終的には、実務を経験して学びの場に戻ることで、更なる自己成長が図れるのではないかと思い、留学を決心しました。大学院では研究と論文でアップアップすることもありますが、その過程で自身が努力しただけの高度の洞察力と分析力が身に付きます。自己啓発の道は様々でしょうが、学問的な識見の深化を通じて自身の可能性を最大化したい方に、大学院は良い環境を提供してくれると思います。

プロフィール

氏名
李 炅泰(い きょんて)
経歴
現在、東洋大学経営学部マーケティング学科准教授
韓国三菱商事株式会社勤務後、2001年渡日、
京都大学大学院経済学研究科修士課程および博士課程修了。
2007年より、東洋大学経営学部マーケティング学科。
専門
マーケティング論、国際マーケティング論
研究
業績
李炅泰(2014)「スポンサーシップとコーズ・リレーテッド・マーケティングの効果~スポーツ・アイデンティフィケーションの視点から~」日本商業学会『流通研究』第17巻 第1号、51-73頁。Lee, Kyung Tae, Lee, You-il and Lee, Richard (2014), "Economic Nationalism and Cosmopolitanism: A Study of Interpersonal Antecedents and Differential Outcomes,"European Journal of Marketing, Vol. 48 Iss: 5/6, pp.1133-1158。李炅泰(2009)「第5章 ブランド・コミュニケーション」清水公一編著『マーケティングコミュニケーション』五弦舎、2009年3月、pp. 79 – 95。など
(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)
close