ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです。

前のページへ戻る

学長メッセージ

現代の「知」を拓き、地球社会に貢献する大学へ

画像:竹村 牧男

東洋大学 学長  竹村 牧男
Makio Takemura

東洋大学は、明治20(1887)年に、井上円了博士によって設立された「私立哲学館」を淵源とする大学です。井上円了博士は、当時の、ウエスタン・インパクトを受けて混迷していた日本の状況をふまえ、民衆自身の考察力・構想力・判断力等の知力の底上げにより豊かな社会を実現することができるとして、根源的・論理的な思考を旨とする「哲学」の教育を重視したのでした。同時に、「諸学の基礎は哲学にあり」と示し、あらゆる学問を「哲学」によって裏付け、統合していくことを展望していました。いわば教育立国を国民に広く訴えたのであり、このことは、当時、実業の振興による立国を唱えた教育者が少なくなかった状況の中で、ひときわ異彩を放っています。

120有余年の伝統を持つ東洋大学は、この建学の精神を受け継ぎつつ、皆様のお蔭をもって順調に発展し、今や10学部44学科、10研究科29専攻、法科大学院という、大変大きな総合大学となりました。いずれの学部・研究科等においても、建学の精神に基づいて人材養成の理念や教育目標を定め、物事を自ら深く、論理的・体系的に考え、判断し行動できる、社会に主体的に貢献する有為な人材の育成に心を砕いています。

学祖・井上円了博士がめざしたもう一つの眼目は、広汎な人々に学習機会を提供することでした。館外員制度という、今日の通信教育に相当する教育方法をいち早く創造し、また女性にも哲学館設立の翌年度から早くも門戸を開きました。今日の東洋大学もその精神を継承して、イブニングコースの教育、通信教育、エクステンション活動等、さまざまな条件の中でも大学教育が受けられるよう、多彩な学習と研究の機会を提供しています。

一方、国際化時代に対応し、留学支援の強化、ISEP加盟の多様な国々からの留学生の受け入れ、海外研究者の招聘などを通じて、国際交流の活性化にも努めています。なお現在、キャンパスが白山・朝霞・川越・板倉にありますが、どのキャンパスにおいても、地域社会との密接な連携をはかり、学生も教職員も地域住民と豊かな交流を推進して、地域社会に貢献できる大学をめざしています。「グローバルに考え・ローカルに行動する」ことは、まさに現代国際社会のさまざまな問題の解決のために、切実に求められている姿勢でしょう。

こうして東洋大学は、伝統に誇りを持ちつつ、一方、時代の多様なニーズに深い地平において応えうる、さまざまな「知」の展開、先端的な「知」の開発をも心がけ、大学全体として、現代に問われている「知」の自覚・発信という社会的使命(ミッション)を果たして行く所存です。

東洋大学は、平成24年に、創立125周年を迎えます。この大きな節目に向けて、教育・研究環境のいっそうの整備・充実を実現し、さらに質の高い教育の展開を推進してまいります。多くの方々が、この大学にさまざまな形で集うて、互いに切磋琢磨し、ともに地球社会に貢献していくことを、心から期待しています。

ここからサイドメニューです。
ここからフッターです。