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【平成26年度 修了生の声】齋藤 宏城さん

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「他者から学ぶことの重要性」を改めて学びました

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Q 哲学塾に応募した理由を教えてください

A 卒業論文をより充実させることに繋がると考えて

私が哲学塾に応募したそもそものきっかけは、昨年の春から夏に差し掛かろうとする頃、東洋大学のホームページで「井上円了哲学塾」というバナーを目にしてクリックしたことです。哲学塾のページには、哲学塾を紹介するパンフレット、第1期生のファイナル・レポートなどがあり、それらをよく読んでみると、哲学塾とは、有名な哲学者の思想を学ぶ場ではなく、現代社会における様々な問題の本質に主体的に迫り深く考える場であることを知り、哲学塾に対しての興味が大きくなりました。また、ちょうどその頃、私は卒業論文の執筆にとりかかったところでもあったため、このような哲学塾での学びが卒業論文をより充実させることに繋がると考え、加えて、東洋大学学生はプログラム運営費が無料ということに魅力を感じ、私は哲学塾に応募しました。

Q 哲学塾に入ってからどのような活動をし、何を学びましたか

A 様々な問題に対する見方が以前と比較し、より多面的かつ深くなった。

ゲスト講師による講演では、自然・文化・社会などの様々な分野で国内外を問わず活躍されていらっしゃる一流の識者の声を直接聞き、グループ活動では、時に所定の時間を過ぎるような白熱した塾生同士のディスカッションや、質疑応答を含めたプレゼンテーションをおこないました。それにより「他者から学ぶことの重要性」を改めて学びました。哲学塾そのものが、年齢や職業、これまでの経歴といったバックボーンが異なる多様な人の集まりであるため、他者から学ぶ、あるいは気づかされることが毎回いくつもありました。それは、単なる知識を得るということではなく、自らの経験のみでは得ることのできない過去の成功や失敗の事実を知ることであったため、様々な問題に対する見方が以前と比較し、より多面的かつ深くなったように思います。

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Q 哲学塾を修了した感想と、今後どのように学んだことを活かしていくかを教えてください

A 様々な問題の解決のために必要な能力とは何かを考え続けた有意義な半年間

考えや価値観が無数にあると言っても過言ではなく、また、貧困や格差の問題・環境問題・エネルギー問題などによって国家間あるいは国内における利害の対立が複雑・深化した、ある種、混迷を深める今日の社会において、様々な問題の解決のために私たち一人一人に必要な能力とは何かを考え続けた有意義な半年間だったように思います。今後については、井上円了の著書『奮闘哲学』の中に、哲学について「その向上はなんのためかと問わば、向下せんためなりと答えざるを得ない。すなわち向下せんための向上」という一節がありますが、理想とする自己や社会の実現(向下)のために、哲学塾で学んだ主体的に深く考える沈思黙考(向上)をこれからも続けていこうと思います。

 

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