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福祉社会デザイン研究科 先輩からのメッセージ(廣瀬 達也さん)

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ヒューマンデザイン専攻 博士前期課程2年 廣瀬 達也さん

掲載されている内容は2011年7月現在のものです。

写真:廣瀬 達也さん

どこまで「人」を見つめられるか。
その先に、求める答えが見えてきます。

Q. はじめに、大学院で学ぼうと思った理由からお聞かせください

私が福祉について学んだのは、大学に入ってからです。大学に入って2年間は、ただ講義を受けるだけで、将来的にも福祉の仕事に就こうとは考えておらず、大学院進学についても全く頭にありませんでした。
でも大学3年次の社会福祉実習の際に、多くの障害者の方々やその家族、福祉の現場で働く支援者の方々とお会いしていく中で、私はこれまでの学習態度について心から情けなく感じました。自分が勉強している福祉の現場では、人がこんなにも一生懸命に生き、多くの悩み、苦しみと向かい合っているのだと初めて知ったように思います。
また、さまざまなことに幅広く関係している福祉に対して、とても魅力的で可能性の多くある分野だと思いました。それ以降は必死に勉強し、その過程の中でより深く学びたいと考え大学院への進学を決めました。

Q. 廣瀬さんの研究テーマについて教えてください

現在の研究テーマは、中途身体障害者の新たな自己形成を設定しています。人生の途中で障害をもたれた方にとって、受障後の人生はこれまでとはまったく違ったものとなることがほとんどだと思います。
自分と障害との関係、社会と障害との関係など多くのことに対して、悩み考えながら生活をされていると思います。しかし社会で生活していくためには、そうしたさまざまなことにうまく適応していくこともまた必要であり、その過程では自己認識の変化を中心として新たな自己認識が行われていくのではないかと考えています。そのため私は受障後に変化する人のさまざまな面に着目した中途身体障害者の自己形成に関して追究しています。

Q. 特にその分野に興味を持たれたきっかけは?

学部では主に障害者福祉に関しての勉強に取り組んできたのですが、その中でも障害の受容に関しては実習中に学んでいく中で大きな課題となっていきました。
また、当事者、援助者それぞれが障害受容に関して違う考え方を持っているようにも思いました。立場が違うので当然のことなのかもしれませんが、私には考え方が違っても向かうところは同じなのではないかと感じ、その言葉自体にも多くの疑問を持ちました。そうしたことから障害受容に関して先行研究で学んでいく中で、障害受容だけでなく、その人の生活を含めた支援や研究の必要性を感じ、現在この分野の研究に取り組んでいます。今後は、地域や施設などで実際に生活をされている障害者の方にインタビュー調査などを行い、研究を進めていくつもりです。

Q. 先生方とのコミュニケーションはどんな様子ですか?

先生方はとても丁寧に多くのことを教えてくださり、また院生の意見に対しても話を広げてくださったり、討論になったりすることも多くあるので、講義に参加するたびに新しい発見があります。月に1度は勉強会を開催しているので、研究や勉強で行き詰ったときには本当に助けられています。
また、専攻内での交流会では、さまざまな分野の研究の話が聞けてとても参考になります。今後は学会などにも積極的に参加し、視野を広めたり、自分の研究を深化していけるように努めていきたいと考えています。

Q. どのような毎日を過ごしていますか?

週に4日、月・火・木・土に大学院に通っています。
私は昨年に必要な単位は取得しましたので必修の講義はありませんが、いくつかの講義には出席しています。講義のない日は、午前中には大学に到着し文献や資料を中心に研究を進めています。午後からは調査に関わる資料を作成したり、文献学習を引き続き行っていたりしています。他専攻の院生とも交流があるので、研究に関わる情報交換なども行って過ごしています。

Q. 将来の目標や夢は?

障害者福祉の世界で研究者としてずっと研究していくことが目標です。私は福祉を学んだのが大学に入ってからなのですが、関わった方々からは多くのことを教えていただきました。今の自分は教えていただくことしかできないので、これから自分が研究していく中で、何か恩返しをしたいと思っています。そして障害者の方が地域でも、施設でも、社会のどこでも暮らしやすい環境を作ることができれば、それは障害の有無に関わらず多くの人にとって住みやすい環境であると思うので、少しでも何かできることがあるならば挑戦していきたいと考えています。

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