インド哲学仏教学専攻

GRADUATE SCHOOL OF SOCIAL WELFARE 社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 赤羽台キャンパス

about

現場の監督者から後進の指導者まで、
マンパワーが求められる福祉分野の要請に応える

社会福祉学専攻は、援助実践のミクロレベルから制度政策のマクロレベルに至る重層的な領域に対応できる人材の輩出を目指します。博士前期課程では、現場で要求されているスーパーバイザーとしての役割を果たせる専門性を備えた人材を育成。博士後期課程においては、そうしたマンパワーを養成する大学、専門学校における教員を育成し、社会的要請に応えます。さらに、国内ばかりではなく、アジア諸国等の福祉課題にも対峙できるグローバル人材の養成に努めています。

社会福祉学専攻の3つの特徴

01 実践・政策・理論の有機的な学びを実現

実践・政策・理論の有機的な学びを実現

社会福祉政策の立案能力、実践・ソーシャルワークの開発能力を涵養するため、ソーシャルポリシー・アドミニストレーション(SPA)とソーシャルワーク(SW)の2つの研究領域を設けています。

02 学内研究拠点との協働で先進的な知見に触れる

学内研究拠点との協働で先進的な知見に触れる

学内の研究拠点との協働により、先進的な知見に常に触れながら研究・教育が行われています。また、社会人も多く受け入れ、実践の最前線からの刺激を受けるとともに、現場に寄与する教育・研究を推進しています。

03 東アジアにおける研究拠点として各国に貢献

東アジアにおける研究拠点として各国に貢献

在学生・卒業生に留学生が多く、母国での専門家養成や日本の福祉の国際化に寄与しています。各国で活躍する卒業生との研究交流も活発です。

# こんなことも社会福祉学専攻の学び

教育・研究目標(3つのポリシー)を達成するため、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を組み合わせて教育課程を編成しています。社会福祉の問題を構造的・批判的に解題し、人権・価値に根差した生活支援を調整・開発できる優れた実践者・研究者の養成に力を入れています。年間を通じ、中間報告会での研究発表、学内学会への参加、海外から招聘した教授の授業への参加など、豊富な学びの機会を提供しています。

# こんなことも社会福祉学専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

博士前期課程(2022年度修士論文テーマ)
  • 中国都市部における在宅サービスの関係団体に関する研究――新旧比較と中日比較より
  • 中国農村部における老後公的保障政策に関する研究―人口高齢化を背景とする改革の示唆―
  • 日本の低所得高齢者向け福祉施設に関する研究―日本から中国への示唆―
  • 大型児童館の役割〜「児童館ガイドライン」を通してみる大型児童館の実態〜
  • 日本と中国の母子家庭への就労支援に関する研究~支援者の視点から~
  • 中国における認知症高齢者の生活実態と支援策に関する研究―上海市の状況を踏まえて―
  • 孤独死を防止するインフォーマルサービスについての研究-ボランティア活動を中心に-
  • 中国都市部におけるコミュニティ養老の現状と課題―日本の地域包括ケアシステムからの示唆―
博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
  • 中国における日本介護事業者の現状と課題に関する考察——専門職の人材不足問題について——
  • 高齢男性の社会的孤立防止に関する研究ー居場所づくりの必要性を中心にー
  • 集合住宅におけるコミュニティ形成に関する考察 ー住宅,福祉制度政策の変遷と先行文献の分析からー
  • 日本と中国における障害者の就職サポートに関する研究-日本の就労移行支援の事例から-
  • 中国の保育・幼児教育施設における虐待とその防止策に関する研究
  • 中国と日本の障害児の生活能力向上の支援に関する研究 ー日本の放課後等デイサービスを事例としてー
  • 乳児保護者の地域に対する意識の変化に関する研究~赤ちゃんとのふれあい体験授業を通して
  • 中国福祉施設における「模擬家庭」の取り組みと支援の課題-大同市社会福利院を例に-
  • 認知症高齢者へのサービス提供の在り方と職員の負担感の解消に関する研究 ―中国(西安市)の高齢者福祉施設を例に―
博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
  • 日本の高齢者を対象とする就業促進施策に関する研究-歴史的な視点から-
  • 中国の非営利組織の社区養老事業に参入する実態研究―福祉多元主義に基づく多主体連携社区養老サービス供給体制の改善―
  • 中国都市部における社区養老の現状と課題―「公設民営」型の社区養老施設を中心として―
  • 中国における特別支援教育の「随班就読」に関する研究-障害者権利保障の視点から-
  • DV被害を受けた外国人女性の相談支援に求められる視点の研究―川崎市の取り組みを通じて
  • 知的障害者への就労支援における学び続けられるような個別支援に関する研究―就労継続支援施設B型事業所の実態調査―
  • 定年退職者の生活問題と地域の居場所づくりに関する研究―退職後の社会参加と生きがいに着目して―
  • 「しんどさ」を抱える母親への福祉相談支援に関する研究 -地域子育て支援拠点事業「一般型」支援者調査から-
  • 中国都市部の高齢者福祉施設における認知症ケアのあり方についての考察―上海市での調査を事例に―
  • 認知症高齢者の現状とグループホームにおける支援のあり方に関する研究―先進的な地域支援活動の取り組みを通して―
  • 社会的養護における3歳児未満の家庭に代わる養育環境に関する考察―養子縁組あっせん団体・里親会へのインタビューを通じて―
博士後期課程
  • 特別養護老人ホームのサービスマネジメントに必要な自己評価ツールの開発
  • 地域住民との連携・協働により社会資源を開発した経験のあるソーシャルワーカーのプロフェッショナルコンピテンスに関する研究
  • グループホームから地域生活への移行に関する研究 ―知的障がい者の意思決定支援プロセスに着目して―
  • ナショナルミニマム論の形成 ー救貧法に関する関する王立委員会報告・少数派報告からー
  • 知的障害福祉の権利保障構造の研究―人格発達理念に着目にして―
  • 韓国の若年親支援における地域化の展開 ―子どもドルボムサービス利用者調査から―
  • 知的障害者の親亡きあと問題の解決に向けた支援体制に関する研究 ー意思決定が困難な重度知的障害者を生活主体者として地域で支援するためにー
  • イタリアにおける慈善事業の展開とその思想についての考察~19世紀中葉から20世紀初頭まで~
  • 高次脳機能障害者の就労継続支援B型事業への通所継続促進に関する研究 -ソーシャルワークの視点に基づく支援方法の検討-
  • 知的障がい者施設入所者の意思決定支援を阻む要因とその解決策に関する研究-コンタクトパーソン事業を手がかりとして-中山間地における精神障害者の雇用支援に関する研究
  • 中山間地における精神障害者の雇用支援に関する研究日本における精神保健福祉政策に関する歴史的研究
    日本における精神保健福祉政策に関する歴史的研究
  • 在宅高齢者虐待の重篤化予防に関する研究 ~在宅高齢者虐待変遷と再発防止に向けた事例および専門職の取り組みについて検証する~ハンセン病未感染児童を受け入れた名瀬天使園の設立と廃止と人権に関する研究
  • ハンセン病未感染児童を受け入れた名瀬天使園の設立と廃止と人権に関する研究
  • 社会福祉法人(施設)の地域貢献活動における活動基盤の形成について

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

【博士前期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか

人々が抱えるさまざまな生活問題の中で、社会的支援が必要な問題に対し、問題解決に向けたソ
ーシャルアドミニストレーション、コミュニティソーシャルワークやソーシャルアクション等の
理論と実践に関して専門的な知見と実践力を有する人材を養成することを目的とする。
特に留学生については、母国において社会福祉の専門家を養成する指導者となりうる人材養成を
行う。

2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

地域社会に生起する福祉問題にかかわるニーズに対する分析力やそれらのニーズに対応するために必要な社会資源を創造・開発する能力を習得させることを目的とする。

そのためには利用者・支援者・専門職の協働ということを意識できる力が求められる。そうした力を身につけられるよう、本専攻の教員が関わっている学内研究拠点等での協働に関する実績や、国内外でのフィールド活動を踏まえた教育・指導を行う。

【博士後期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか

人々が抱えるさまざまな生活問題の中で、社会的支援が必要な福祉課題に対して、その問題構造を分析し対応する方途を探求していくための高度な研究・リサーチ能力を有する人材を養成することを目的とする。

特に留学生については、母国における社会福祉の専門家養成を指導する立場となりうる人材を養成する。

2.学生にどのような能力を修得させるのか等の教育研究上の目的

社会福祉に関する研究・リサーチのための研究方法論(歴史研究、政策研究、アドミニストレーション研究、参加型アクションリサーチ、プログラム開発と評価等)を十分に踏まえた研究が行える能力とともに、社会福祉の普遍的な価値を追究する高度な研究成果を国内外に発信できる能力を習得させることを目的とする。

ディプロマ・ポリシー

【博士前期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. 社会福祉の人権や価値に関する理論的・歴史的研究の専門的な知見を身につけている。
  2. 一人ひとりの利用者の側に立ち、その取り巻く生活環境とニーズを把握し、生活支援を調整・開発していく能力を身につけている。
  3. 研究・実践の両面で現代の福祉課題に貢献できる能力を身につけている。

【博士後期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. 社会福祉学の制度・政策論と援助・技術論の統合を視野に入れながら、課題の問題構造を分析できる能力を身につけている。
  2. 問題構造を分析し対応する方途を探求していくための高度な研究・リサーチ能力を身につけている。
  3. 研究・実践の両面で学術的に高度な専門能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー

【博士前期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

授業科目には、共通科目を設定し、社会福祉学研究基礎論(必修)および研究方法論(選択必修)などを履修することで、社会福祉学の研究にとって必要な理論的・歴史的基盤や研究倫理を身につけられるようにする。

また、専門科目では、ソーシャルポリシー・アドミニストレーション(SPA)とソーシャルワーク(SW)の2つの研究領域を設定することで、分野に留まらない横断的な研究を可能にしている。さまざまな福祉課題を抱える人びとへの支援のあり方について、理論的・歴史的研究に基づいて、政策的・制度的観点および対人援助の観点から検討を加えていく。

研究指導では、本専攻の教員が関わっている学内研究拠点等での協働に関する実績や、国内外でのフィールド活動を踏まえ、学生のニーズに対応した指導を行う。

2.成績の評価

成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

【博士後期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

授業科目では、ソーシャルポリシー・アドミニストレーション(SPA)とソーシャルワーク(SW)の2つの研究領域を設定し、領域横断的な研究が可能となるカリキュラムを編成し、制度・政策論と援助・技術論の統合を視野に入れながら、社会福祉の理論、歴史、制度、政策、計画、ソーシャルワーク、アドボカシー(権利擁護)などに関しての高度な学識を教授する。

研究指導では、研究方法論(歴史研究、政策研究、アドミニストレーション研究、参加型アクションリサーチ、プログラム開発と評価等)を十分に踏まえた高度な研究能力とともに、自身の研究成果を国内外へ発信する能力についても指導を行う。

2.成績の評価

成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー

【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 社会福祉を研究するのに必要な基礎的知識を有する者
  2. 他者と討議をし、自らの思考力と判断力を高めていける能力のある者
  3. それぞれの関心を研究テーマに高める過程で、日常的思考から研究的思考に脱皮する意欲のある者

【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 博士前期課程あるいは修士課程レベルの社会福祉学の専門知識を有する者
  2. 社会福祉学に関する学術的で高度な研究成果を主体的に生み出せる思考力・判断力を有する者
  3. 社会福祉の現場実践を指導できる見識や能力を身につける意欲のある者