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先輩からのメッセージ 島村 拓実さん

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Q.進学を決意したきっかけは?

  私は中学、及び高校の理科の専修免許取得を目標に進学を決意しました。私は埼玉県の教員を志望していたのですが、大学4年生の時に受けた教員採用試験で残念なことに不合格になってしまい悔しい思いをしました。その後臨時採用や非常勤職員などの道も考えたのですが、ある時教員採用試験の説明に来ていた方の話を思い出しました。それは、埼玉県では専門的な知識を持つ人材を欲しているという内容でした。そこで私は、大学院に進学して専門的な知識を身に着けたうえで教壇に立ちたいと思い進学を決意しました。

 

Q.現在の研究テーマを教えてください。

小麦などの重要穀物に感染する赤カビが生産するNivalenol系トリコテセンの簡易な検出系の構築を目指しています。

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Q.研究の面白みはどのようなことですか?

  トリコテセンとはFusarium属菌等が小麦などの重要穀物に感染して生産されるカビ毒のことで、現在日本では200種類以上の類縁体が存在していると言われています。数多く存在するトリコテセンの中には日本で規制値が設けられ、規制されているものもありますがその中の一種であるNivalenolは規制値が設けられているにも関わらず規制の本格的な実施に至っていません。その理由に検出の困難さが挙げられます。そこで私たちの研究室では検出を簡易にするためにTRI酵素という酵素を使うことを思いつきました。しかし、TRI酵素はなかなかに厄介な酵素で、様々な要因によって活性を失ってしまい使えなくなってしまいます。成功は試行回数の1割にも満たないですが、その分それらの要因を一つずつクリアしていき良いデータが出た時はやってきてよかったなと思います。

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Q.学会発表に向けた取組み(準備・活動)を教えてください。

  「糸状菌分子生物学コンファレンス」にポスター発表で参加させて頂きました。その時は私が単独で始めたプロジェクトの内容を初めて発表することになっていたので、資料のまとめ方に苦労したのを覚えています。また、発表時間も限られていたため内容をできるだけ簡潔に解りやすく伝えるための練習を行いました。

 

Q.学会での発表はいかがでしたか。

  今回は2回目の学会だったのですが、1回目の時よりも自分の中で成長を感じました。1回目の学会ではかなり緊張していたこともあり、伝え方が拙かったり質問に対する返答があいまいになってしまったりと、かなり反省点の多い学会発表となってしまいましたが。2回目というこうともあり、緊張もせず質問にもある程度納得のできる返答ができました。参加しているのは企業や研究所で専門的に研究されている方々なので、そういった方々と討論できる場は貴重だと思います。

 

Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

  大学院は学部と違い授業数も少なく伸び伸びと実験することができます。実験が好きな人はもちろん、自分のように専修免許取得したい人や専門知識をつけたい人には大学院進学をお勧めします。実験をしていてよい結果が出なかったり、ルーティンワーク続きでつらいこともありますが、周りには研究室の同期や後輩などがいて、いつも支えてくれています。もちろん、実験のアドバイスや新しいプロジェクトを立案して頂いている安藤教授の存在がかなり大きいです。この1年半で私は大学院で専門知識だけでなく、文章力、プレゼン力、忍耐力など様々な能力を養うことができました。

 

 

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