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国際地域学研究科 先輩からのメッセージ(黄 靖恵さん)

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国際地域学専攻 博士前期課程2年 黄 靖恵さん

掲載されている内容は2012年7月現在のものです。

写真:黄 靖恵さん

世界から優秀な学生が集まり、自由な雰囲気の中で切磋琢磨できる素晴らしい環境があります。

Q. なぜ、日本の大学院に留学しようと思ったのですか?

私は、台湾の亜州大学で民宿の経営について学んでいました。卒業後はそのテーマを発展させ、国際的な視点から観光地や地域活性化の手法を研究したいと思い、留学を考えました。大学では日本の民宿や街づくりについても勉強していて、日本の民宿村などの成功例は、過疎化や高齢化に悩む台湾の農村地域にとって学ぶところが多いと感じました。
また、日本は先進国であり、文化なども台湾と近いので、日本で学んだ経験が将来きっと台湾で活かせるとも思いました。実は姉も日本の大学院に留学していて、姉をはじめ家族や周りの人たちが応援してくれたことも理由の一つです。2010年4月に来日。まずは日本語学校に1年間通い、日本語を習得。その間、もっと日本で勉強したいという気持ちが確かなものになり、大学院へ進学しました。

Q. 東洋大学大学院を選んだ理由は?

東洋大学が日本で屈指の伝統を持つ大学であることは、魅力の一つでした。また、私が研究したい分野を扱う大学院が数少ない中、東洋大学大学院の国際地域学研究科は私の研究にフィットした研究科だったことが、本大学院を選んだ理由です。

Q. 実際に進学した感想は?

国際地域学研究科には、モンゴルや中国、タイなど様々な国からやってきた留学生が数多く在籍しています。国際的な空気が漂っているんですよ。先生方の研究上での国際交流も盛んで、ここに居ると世界とつながっていることが実感できます。研究科内は非常に自由な雰囲気です。先生方は私たちがやりたいテーマを優先させてくれるので、研究活動は充実しています。学生を尊重する自由な環境のためか、自主性が高く優秀な先輩が集まっていることも素晴らしいと思います。世界からやってきた優秀な学生たちで、活気にあふれている研究科です。研究をしていると自分の専門分野ばかりに意識が集中しがちですが、そんな時に分野や角度の違う視点から知識やインスピレーションをもらえるのは有り難いことです。
また、先生方はとても優しく、勉強以外のことも何でも相談にのってくださいます。クリスマスには、先生のお宅でパーティも開いてくださいました。大学院の友人とは、みんなで遊びに出かけることもあります。先生やいろいろな国の学生たちとお話をしたり、お酒を飲む会を開いたり。楽しい大学院生活を過ごしています。

Q. 研究テーマについて教えてください。

私の研究テーマは、「持続可能な経営による民宿村の開発―日本の経験を活用して―」です。近年、日本においても台湾においても、農山村の小集落では過疎化と高齢化が進行しており、多くの集落が存続の危機にあると言われています。一方で農山村への観光需要も高まる傾向にあり、過疎化に悩む農山村が、地域活性化の方策として観光開発をいかに進めるべきかが問われています。台湾でも農山村の暮らしを体験する観光は人気です。若者たちが民宿に遊びに行くことがブームにもなっています。日本には地域ぐるみで観光開発を行なった成功例が多く存在するので、日本の事例を研究し、台湾での応用へつなげたいと思っています。
これからは、石川県能登半島での地域おこしの事例を、現地に入って研究する予定です。農村生活体験、自然体験、農家民宿など様々な取り組みについてインタビュー取材し、成功のカギを探りたいと思っています。研究のためこれまでいろいろな論文を読み、先行研究を調べてきました。日本語で論文を読んだり書いたりするのは簡単ではありませんが、先生方の指導がていねいでとても相談しやすく、それが大きな助けとなっています。おかげで安心して研究に邁進することができています。

Q. 将来の目標は?

帰国後は、ここで学んだことを地元の活性化に活かし、ここで培ったネットワークを国際交流に活かしたいと思います。私の台湾の地元も自然にあふれる素敵な田舎です。そのふるさとを、大切なものを犠牲にすることなく活性化させる方法を模索し、地域おこしに貢献するのが目標です。

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