英文学専攻

GRADUATE SCHOOL OF LETTERS 文学研究科 英文学専攻 白山キャンパス

ABOUT

広く開かれた環境の中、英米文学・
英語学研究の醍醐味を心ゆくまで

伝統的な「英文科」の流れを汲む専攻課程。イギリス文学・アメリカ文学・英語学の三つの専門分野に分かれ、いずれを選択しても高度な英語力が求められます。少人数制による演習・講義に加えて、指導教授による1対1の懇切丁寧な指導を受け、得心が行くまで質問や議論、問題の追究や解明ができます。また、本学を含む12大学院からなる「英文学専攻課程協議会」に加盟しており、他大学院の授業を聴講可能。10単位まで本専攻の履修単位として組み入れることができます。

英文学専攻の3つの特徴

01 3分野から専攻分野を選択し同時に他分野も学ぶ

3分野から専攻分野を選択し同時に他分野も学ぶ

イギリス文学、アメリカ文学、英語学(英語教育学を含む)の3分野から専攻分野を選択。専門分野を追究しつつ、他分野の学問にも精通するような学びを展開できます。

02 専門分野での学術的貢献や社会分野の発展に寄与

専門分野での学術的貢献や社会分野の発展に寄与

博士前期課程では、前述の3分野に関する専門的知識を吸収し、専門分野に対する学術的な貢献や、専門分野に関連する社会的な分野の発展に寄与ができるよう、きめ細やかな学びを展開します。

03 新たな知見を発見し
論文発表を目指す

新たな知見を発見し論文発表を目指す

博士後期課程では、前述の3分野に関する専門的知識を吸収しながら、専門分野に対する新しい知見を見出します。学術雑誌に論文を発表できるよう、斬新な視点の学びを展開します。

# こんなことも英文学専攻の学び

英文学専攻はイギリス文学、アメリカ文学、英語学(英語教育学を含む)の3分野から構成され、各分野が東洋大学文学部英米文学科の専攻分野と密接に関連しています。本専攻の学びは学部の研究・教育と連携して展開するため、学部生の大学院進学をスムーズに受け入れることができます。

こんなこともインド哲学仏教学専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
  • A Study of “Here comes~” and “There goes~”
  • The Festival of the May Day, Fairies, and the Idea of Love: A Study of A Midsummer Night’s Dream
博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
  • A Study of Persuasion by Jane Austen: The New Female Image and the New Male Image
  • A Study of‘It+be+correct+that clause’
博士前期課程(2019年度修士論文テーマ)
  • The Fictitious Stormy Sea: The Function of Exclusion in David Copperfield
博士後期課程
  • シェイクスピアの「テンペスト」について
  • チャールズ・ディケンズ作品から見るリアリティーとベリシミリチュード
  • 不定詞と動名詞の研究<
  • There構文について
  • 助動詞についての研究
  • 文学作品における「語り」について
  • ブロンテ姉妹の作品研究-エミリ・ブロンテの『嵐が丘』

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的 

【博士前期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
英語の十分な運用能力と英米文化についての基礎的知識を有し、これを教育、研究あるいは一般社会におけるその他の専門領域において活用できる人材を養成することを目的とする。

2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

近代英語で書かれた文学テキストを読み、必要な文献を参照して、学術スタイルの論文・レポートを書くことができる能力を養成し、これを通して修了後の多方面でのキャリアのために十分な英語運用能力と英米文化についての基礎知識を身につけさせ、社会の多方面で応用できる専門的かつ実践的能力を習得させることを目的とする。

【博士後期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
前期課程で養われた能力を基盤として、英語の十分な運用能力と英米文化についての高度な知識を有し、これを教育、研究あるいは一般社会におけるその他の専門領域において活用できる人材を養成することを目的とする。

2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

英米文学・語学において博士号を取得できる水準の自立的研究能力を養成する。このために文学テキスト・語学資料はもちろん、多方面にわたる研究書を読みこなし、これらの諸資料を適切に処理することによって、独創的な論文を書き、発表できる力を持てるよう指導する。こうして得られた学識と英語力を活かして、研究職のみならず社会の多方面で活躍できる能力を習得させることを目的とする。 

ディプロマ・ポリシー

【博士前期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. イギリス文学・アメリカ文学・英語学の中で専門とするものに係る基本的な知識および専門とする領域に係る専門的知識を身につけている。
  2. イギリス文学・アメリカ文学・英語学の中で専門とするものを独自の研究方法に基づいて新たな知見を導く能力を身につけている。
  3. 学術的水準に達する修士学位論文を作成する能力を身につけている。

【博士後期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. イギリス文学・アメリカ文学・英語学の中で専門とするものに係る基本的な知識および専門とする領域に係る専門的知識を身につけている。
  2. イギリス文学・アメリカ文学・英語学の中で専門とするものを分析する独創性に富む問題意識や研究方法に基づく論理的な分析能力を身につけている。
  3. 学界に寄与する博士学位論文を作成する高度な研究能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー

【博士前期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目は英文学・米文学・英語学の三分野に対して均等に演習と講義科目を配列し、受講生との対話を重視する形で、それぞれの研究分野の現状、方法論などを教授する。研究指導は受講生個々人の要望を聞きながら受講生との対話を重視する形で、研究の対象、目標、それに応じた方法、方針を指導する。

2.成績の評価

成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

【博士後期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目においては、受講生との対話を重視する形で、それぞれの研究分野の現状、方法論などを分析、検討する。研究指導においては、全国的なあるいは国際的な学会での発表を念頭に、受講生が追究する研究の対象、目標、それに応じた方法、方針を検討する。ひいては博士論文の執筆につなげることを目途に、受講生との対話を重視し、個々人の要望を聞きながら、研究指導を進める。

2.成績の評価

成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー

【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 基本的な英語運用能力と英米文化に関する知識のある者
  2. 自己啓発に熱意をもって取り組む能力のある者
  3. 誠実に自らを律しつつ、研究に取り組む意欲のある者

【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 博士前期課程修了程度の英語運用能力と英米文化に関する知識のある者
  2. 創造的研究に耐えうる能力のある者
  3. 研究者として社会的倫理性を高めようとする意欲のある者