国際観光学専攻

GRADUATE SCHOOL OF INTERNATIONAL TOURISM MANAGEMENT 国際観光学研究科 国際観光学専攻 白山キャンパス

about

国際化、複雑化する観光分野の未来を担う、
グローバル社会で活躍できる人材を育成

観光学は、観光産業・経営、観光まちづくり、マーケティング、ホスピタリティ・コミュニケーション、文化・芸術など学際的な領域で構成されており、本専攻では、それぞれの分野に精通した教員が指導にあたっています。授業科目と研究指導を通じて、変化の激しい観光関連の業務の基礎となる豊かな学識と実践的能力の双方を習得することが目標です。また、英語による講義科目の開講等により、グローバル社会で活躍できる人材への成長を促します。

国際観光学専攻の3つの特徴

01 学際的な領域から構成される科目群

学際的な領域から構成される科目群

観光産業、観光政策、観光文化などの分野に関する科目を体系的に学べます。各自の専門分野に応じ、必要な知識の習得ができます。

02 教授陣の豊かな学識が高度な専門業務の基礎に

教授陣の豊かな学識が高度な専門業務の基礎に

実務経験者を含む、それぞれの分野に精通した教員の指導により、各分野の普遍的・本質的な学識を深く追究することが可能です。

03 国際的な感覚を身につけた人材へ

国際的な感覚を身につけた人材へ

多様な国や地域からの留学生が在籍する環境の下、多様性を認め合う感覚が身に着きます。国際的な感覚を養い、国内外で活躍できる人材に成長できます。

# こんなことも国際観光学専攻の学び

国際観光学専攻では、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成しています。授業科目と研究指導を通じて、変化の激しい観光関連の業務の基礎となる豊かな学識と実践的能力の双方を修得できることを目指しています。また、英語による講義科目の開講等により、グローバル社会で活躍できるコミュニケーションスキルの向上も重視しています。

# こんなことも国際観光学専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

博士論文は東洋大学学術情報リポジトリより閲覧可能です。

博士前期課程(2022年度修士論文テーマ)
  • 顧客との関係性強化と観光地のリスクマネジメントに関する研究
  • 戦後日本の美術館における展示の変遷と特別展―東京国立博物館と百貨店美術館を中心に
  • 空港におけるデジタル化の発展と課題〜羽田空港を中心として〜
  • 宿泊産業におけるイノベーションに関する一考察 ―旅館業の事例を中心に―
  • 中国ハルビン市における氷雪観光振興の特性と課題
  • オンラインツアーの可能性 ―ガイドと参加者のコミュニケーションを中心に―
  • 高価格帯ホテルにおけるマーケティングの変化に関する一考察
  • 分散型宿泊施設が地域ブランドの形成に及ぼす影響に関する一考察
  • 地域イメージの歴史的変遷と観光資源化に関する研究-中国南京市を事例として-
  • 離島振興政策の効果検証に関する考察―宿泊施策を対象として
  • ファンツーリズム研究ーファン心理とSNSの役割ー
  • Sustainable Tourism Practices in Japan: A Study on Community-Based Tourism Cases of Ise Shima National Park and Kumano Kodo
  • 「クチコミ」からみた旅館における顧客満足について
  • 教育旅行の拠点としてのジオパークの評価に関する研究
博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
  • アルベルゴ・ディフーゾの研究――地域社会のコミュニケーションと観光地の規範について――
  • Slovenia as a Destination for Japanese Tourists
  • 中国常州市におけるウェルネスツーリズムの発展可能性と課題についての考察
  • 異業種からのホテル事業への参入に関する一考察
  • カジノを含む統合型リゾート 一ノンゲーミングに視点をおいて一
  • 中国におけるボトムアップ型観光振興ー 河南省修武県における「美学経済」を事例に ー
  • ホテルの宴会部門における価格戦略に関する一考察
  • 内モンゴル・オルドス市における重力モデルを用いた観光客数の推定と誘客に向けた改善策
  • 西安の観光交通及び関連施設を対象とした評価特性分析-Google Street ViewによるVR実験-
  • 中医学にまつわる観光資源を活用した地域活性化について
  • 食のグローバル化による文化受容と情報発信の比較文化論的考察――広西チワン族自治区のビーフンを広めるために――
  • SUSTAINABLE PRACTICES IN HOTELS IN SRI LANKA: Analysis of environmentally sustainable aspects
博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
  • スポーツツーリズムの現状と課題-訪日台湾人観光客を対象に-
  • 地域の潜在的資源を観光へ活用するためのプロモーションについて~埋もれた地域資源を観光振興へ活用するために~
  • 日本の観光教育を参考にした中国の観光教育への提言ー日中観光系大学カリキュラムの比較をもとにー
  • USER-BASED APPROACH TO TOURISM DEVELOPMENT: Application of Traveler-Generated Data in Tourism Development Planning
  • 訪日の中国人女性観光客に関する研究―リピート行動を中心に―
  • ホテルチェーンにおけるブランド拡張の特徴に関するー考察
  • 客室乗務員の感情労働に対する組織的支援のあり方
  • 日中の若者のホテル利用実態とホテルニーズの差異
博士後期課程(博士論文テーマ)
  • 低関与な旅行者にインストア・マーチャンダイジングの考え方を援用した観光地域活性化に関する基礎的考察
  • Study on Urban Tourism Carrying Capacity(和訳:都市観光キャリング・キャパシティに関する研究)
  • タイにおける観光振興に関する研究-観光政策評価と旅行者行動・評価分析-
  • 観光地を対象とした顧客満足モデルの構築
  • 中国観光ガイドの育成課題とその解決策 多角的な視点からの考察

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

【博士前期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
国際観光の発展のために高度な専門業務に必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を持ち、かつ国際的な感覚を身に付けた専門家や研究者、および観光産業の経営の中枢で活躍できる人材を養成することを目的とする。

2.学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
グローバル社会における観光分野の研究や実践現場において、リーダーの能力を習得させることを目的とする。 また、観光関係の業務に携わってきた社会人のリフレッシュ教育を推進する。

【博士後期課程】

1.どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
国際観光の発展のために高度な専門業務に必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を持ち、かつ国際的な感覚を身に付けた国際観光学を専門とする大学教員・研究者を輩出するとともに、学位(博士・国際観光学)を有し、国内外の産業界において指導的な役割を果たす人材を養成することを目的とする。

2.学生にどのような能力を修得させるのか等の教育研究上の目的
グローバル社会の動向にも注視し、観光学、観光産業界に求められている学術成果を出せる能力を習得させることを目的とする。

ディプロマ・ポリシー

【博士前期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. 国際観光の発展に寄与する、高度な専門業務に必要な研究能力およびその基礎となる豊かな学識を身につけている。
  2. 国際的な感覚を身につけている。
  3. 先行する研究成果を吸収して、自身の研究に適切に活用できることに加え、該当分野における新たな知見を付与する能力を身につけている。
  4. 自身の研究成果について、首尾一貫した理論に基づきつつ、自身の独創性を示す能力を身につけている。

【博士後期課程】

本研究科・専攻における人材養成に関する目的および教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. グローバルな観光学分野にイノベーションを巻き起こすシーズを生み出す能力を身につけている。
  2. 日本の観光学分野を学術的および実践的双方から指導できる能力を身につけている。
  3. 国際的な感覚とともにグローバルな観光産業や観光政策の現場で指導できる能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー

【博士前期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

授業科目は、観光産業分野、観光政策分野、観光文化分野、ホスピタリティ分野に関する科目を体系的に配置しており、学生は自身の専門分野に応じて、必要な知識を幅広く修得することが可能であり、観光産業を牽引できる経営幹部に必要な資質として、①経営に必要なリソース(ヒト、モノ、カネ)や情報のマネジメントに係わる能力②関連する観光関係のデータの統計学的分析を行う能力③観光に係わる定性的事例研究に独創性を以って取り組める能力の3つを重視して教授する。
研究指導においては、現場主義を重視し、ケース・スタディ、フィールド・ワーク、実態調査などを活用し、理論の応用に重点を置いた実践的で学際的な指導を行う。

授業科目と研究指導を通じて、実務で役立つ観光産業の経営手法を教授するとともに、英語にはじまる国際語を導入し、グローバル社会で活躍できるコミュニケーションスキルの向上も行う。

2.成績の評価

成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

【博士後期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

授業科目ではディスカッションを通して、リサーチワークを遂行するための研究方法を学び、アカデミックフィールドに精通した教員から、高度な専門領域の知識を深く習得できるようにしている。また、近接する研究テーマの学生も交えワークショップ等を実施し、多くの学生から刺激を受けて自身の研究遂行に役立てる。

研究指導では、現場主義を重視し、ケース・スタディ、フィールド・ワーク、実態調査などを活用し理論の応用に重点を置いた実践的で学際的な研究指導を行う。

授業科目と研究指導を通じて、グローバル時代に通用する英語による学術研究も行える人材を養成し、グローバル観光学分野にイノベーションを起こせる研究者を育てていく。

2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー

【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 国内外の観光学分野における課題に取り組み、改善・解決策を提案するための基礎知識を有する者
  2. 観光の現場で求められるニーズに対応するため、英語をはじめとした語学の知識を有する者
  3. 観光分野とくにホスピタリティ産業を牽引する経営幹部を目指し、グローバル化による多文化共生社会において文化や経営の哲学を含めて観光実務に携わる能力のある者
  4. 国内外における地域づくりや国際観光の発展にかかわる諸問題の解決及び調査研究に自らが意欲的に取り組む意思のある者

【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 国内外の観光産業・観光政策・観光開発のいずれかにおける研究あるいは実践した経験や知識のある者
  2. 英語にはじまる国際語を駆使してグローバル観光分野の研究に励み、観光学分野へ成果を還元できる能力のある者
  3. ICTを活用し、複雑化していく社会の動向に常に前向きで研究できる能力のある者
  4. 国内外における地域づくりや国際観光の発展にかかわる諸問題の解決及び調査研究に対し、高い志を抱きつつ、自らが意欲的に取り組む意思のある者
  5. 持続的な社会の発展のためにこの新しい実証的な学問を追究し、修了後も引き続き研究を発展継続させて行く意欲のある者