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先輩からのメッセージ 小島 大輝さん

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Q.進学を決意したきっかけは?

私は、学部生の頃に自分の知識が足りないと感じたこと、またチャレンジしてみたいという気持ちがあったため大学院に進学することを決意しました。学部三年生の時、インターンシップのグループワークで周りの学生との差を痛感させられました。他の学生は、問題の分析やそれに対する意見等を簡単に行うことができ、その他にも研究の話や興味ある分野の話をしていましたが、私はそれに付いていくのが精一杯でした。そこで、もっと知識を付け自分が興味を持っている分野を探究してみたいと感じ、それを人に説明できるようになりたいと思ったので進学を決めました。

  

Q.現在の研究テーマを教えてください。

私の研究テーマは「宅配荷物の積み方と配送距離との関係についての研究」です。近年、配送業者は人員不足により、一人一人が運ぶ荷物の量が非常に増えていることから、配送車に全ての荷物を積み込むことができなくなってきています。そこで、一日の配送において荷物の積み方を変えると配送する順番が変わることから、配送における時間指定の有無,顧客間の移動距離によって荷物の積み方を変え,時間指定数を変化させることで配送の総移動距離と顧客訪問順がどのように変化するか評価し、配送を効率化することを目的として研究しています。

 

Q. 研究の面白みはどのようなことですか?

私が思う研究の面白みは、誰もやったことないことに挑戦できることだと思います。今までは答えがある問題を解いていることがほとんどでしたが、研究に答えはなく、自分で見つけ出さなくてはなりません。誰も答えを知らないので自分でひたすら考えなくてはなりません。なかなか結果が出ず大変なこともありますが、それを乗り越えて予想していた結果が出たときの達成感は、とても素晴らしいものです。こうして、自分で物事を考え必要とされていることを作り出すことが、研究の面白みの一つだと思います。

  

Q.  その研究に興味を持ったきっかけは?

今の研究に興味を持ったきっかけは、インターネット通販を利用するようになり商品が宅配便で運ばれてくるところを見たことです。自分がインターネットで商品を注文すると数日後には手元にやってくることに驚き、注文してからどんな作業が行われドライバはどんなことを考えて道を決め、運んでいるのかとても興味が湧きました。それと同時に、荷物は毎日多くの人から注文があり、様々な場所から運ばれてくるにも関わらず、正確に客の場所へ届くことに疑問を抱き、なぜそんなことができるのか逆にもっと良くすることはできないのか考えました。少し調べるだけで自分が想像もしていなかったことがたくさん分かり、さらに探求してみたいと思ったことがきっかけでこの分野を研究しています。

  

Q. 研究での苦労はありますか?

研究での苦労は、なかなか良い結果がでないことです。数日間条件を考え実際にプログラムを書きパソコンに計算させても、予想していた結果が算出されずまた条件を考え直すことなどが多くあります。小さいミスで全く別の結果が算出されてしまうため、常に気を張っていないといけません。研究が進まなくなることは、体力的にも精神的にも辛いことが多いです。しかし、これだけ大変なことを乗り越えると、よい結果が出たときに達成感と力を身に着けることができるので頑張れます。

 

Q. 学会発表に向けた取組み(準備・活動)を教えてください。

私は「CANDAR’2018」という学会に口頭発表で参加させていただきました。今回は英語での発表ということで、英語で原稿や発表資料を作成しましたが大変苦労しました。私は英語が苦手なので何ヶ月も前から準備をして、指導教授の上原先生に英語原稿の添削やプレゼンテーションの練習等に協力していただきました。限られた時間の中、慣れない英語で説明するため要点を分かりやすく伝えることと、どんな質問が来てもいいように事前に質疑応答の準備をすることに特に力を入れました。

Q.学会での発表はいかがでしたか。

初めての国際学会ということでとても緊張してしまい、発表をしている時に本当に相手に伝わっているかとても不安になりました。発表ではうまく伝わらなかった部分もあり反省点はありますが、それよりも様々な先生方の意見を聞くことができ、研究に関して様々なアドバイスも貰うことができたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。さらに、大勢の前で英語でプレゼンテーションをしたことにより自分に自信をつけることができました。今回の国際学会での経験を今後の研究の参考にして、成果に繋げたいと思います。

国際会議参加という貴重な経験の中で、たくさんの刺激を得ることができました。参加者は世界の企業の技術者、教授や学生です。英語での発表は困難でしたが、自分なりに分かりやすい発表を心がけ、多くの聴講者から質問をもらうことができました。また、自分の専門領域に近い世界各国の研究者の研究動向を知ることができ、強い刺激を受けました。帰国した今は、より一層研究に専念しています。

国際会議に参加する意義は、研究内容の共有や意見交換の中で、最先端技術を学ぶことに加え、世界各国の研究者から刺激を受けることと感じました。さらに、世界中の人々とより深い意見交換を行うためには共通語である英語の能力向上が必須であると強く感じました。

Q.今後の目標をお聞かせください。

私は、世界中を豊かにする技術を生み出すことのできるグローバルな技術者になりたいです。そのためには、語学力や専門的な知識はもちろん、広い分野の知識も必要と考えます。残りの学生生活では修士研究に一層力を入れ、自信を持って修了できるような修士論文を書きたいと思っています。さらに修士修了後は、大学院生活で培った主体性や情報収集能力等を最大限に発揮し、自分の能力を高めていき、達成したいと思っています。

 

Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

大学院では、学部までではできない経験から様々な能力を得ることができ、自分を高めることができると思います。具体的には、日々の修士研究、国内・海外の学会発表、実験等のTA・後輩への研究指導等です。私もまだまだ未熟ですが、修士課程の2年間で様々な経験をし、学部課程の時に比べ大きく成長できたと思います。

そして、大学院に進学する最大のメリットは「自信がつく」ことだと考えます。修士の2年間で頑張ってきた実績によって自信を持つことができると、待ち受ける困難や自分とって未知の分野にも恐れずに立ち向かうことができます。

 

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