人間環境デザイン専攻

GRADUATE SCHOOL OF human life design ライフデザイン学研究科 人間環境
デザイン専攻
赤羽台キャンパス

about

多様な視点で課題を総合的に捉える
環境やものづくりの専門家を目指す

本専攻は人間中心のデザイン、ユニバーサルデザインの考え方を基本とし、「建築・環境デザイン」「道具・機器デザイン」「製品・情報デザイン」の3コースを有しています。各専門領域を深く学ぶとともに、関連する他分野の視点を養い、解決すべき課題を総合的に捉えて利用者中心の環境やプロダクトをデザインできる専門家を目指します。常に実社会を意識し、国際的なプロジェクト、産官学の共同プロジェクトなどを進めています。

人間環境デザイン専攻の3つの特徴

01 学際的なカリキュラムによる統合的な学び

学際的なカリキュラムによる統合的な学び

建築学、生活支援工学、プロダクトデザインなど、多様な学問領域を統合した、総合的な教育を実施しています。

02 デザインを通して社会課題の解決に貢献

デザインを通して社会課題の解決に貢献

高齢者や子ども、障害者等のニーズに応じた環境やものづくりのデザインを提案し、社会課題の解決に取り組みます。

03 講義と演習の連携で
高い専門性を身に着ける

講義と演習の連携で 高い専門性を身に着ける

高度な知識を得る講義科目と実践的課題に取り組む演習科目により、専門性の高い実務家・研究者を養成します。

# こんなことも人間環境デザイン専攻の学び

建築・環境デザイン、道具・機器デザイン、製品・情報デザインの3コースで多様な専門領域を学ぶ本専攻。ユニバーサルデザインの考え方を基盤に、人間中心のデザイン教育を実践しています。実社会への問題意識を持ちながら、実践的なプロジェクトや産官学の共同プロジェクトに参画することで、企業や自治体、国際機関などの組織でデザインやコンサルティングを行える人材を育成します。

こんなことも人間環境デザイン専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

人間環境デザイン専攻 (旧 福祉社会デザイン研究科人間環境デザイン専攻 博士前期課程)
  • 空き家の改修から派生する設計手法に関する研究
  • 三次曲面で構成された建築空間の人の移動を円滑に進めるための方法論の研究―Zaha Hadid建築作品におけるスロープとバリアフリー・ユニバーサルデザインの関係性について―
  • 団地の多世代交流からみる可能性
  • 医療施設の待合空間の利用実態の考察-お茶の水・井上眼科病院を事例として-
  • 中越大震災における山古志地域復興の取組~震災復興支援員と震災復興公営住宅に関して~
  • 簡易宿所密集地域における変容と実態に関する調査研究-大阪市西成区釜ヶ崎を事例として-
  • 触察動作を引き出す玩具のデザインに関する研究-触覚迷路パズルの試作と検証-
  • 赤羽台団地の建て替え事業に伴う住民の生活変容に関する研究―建て替え後の住宅に暮らす高齢者のコミュニティを中心に―
  • 鉄道職員による車いす使用者に対する介助に関する研究-コミュニケーションの質が満足度に及ぼす影響について-
  • ショッピングセンターの構成法を用いたまちづくりに関する研究
  • 東京の街と街とをつなぐ中距離移動向け自転車のデザイン提案―Town to Town Bicycle―
  • 集合住宅のコミュニティ形成に関する設計手法の研究
  • 精神障害者における居場所づくりの現状と課題に関する研究
  • 戸建住宅団地における継続的居住に関する研究―地方都市の戸建住宅団地の現状と今後の課題―
  • 家族構成・生活環境変化に対応したシニア世代の居住改善―シニア世代の多様な住まい方―
  • 郊外住宅地におけるコミュニティバス運営継続に関する研究~東村山市を事例として~
  • 学習に困難のある児童のための学習支援~料理を用いた学習プログラムと用具の研究~
  • バリアフリー基本構想実施における住民参加と住民意識に関する研究―東京都区市を中心に―
  • 情報の視覚化とビジュアライゼーションによる表現手法の研究
  • Lrtにおける情報提供サービス改善のためのデザイン提案-街の情報発信基地となるLrv-
  • 中国・北京市における高齢者の生活実態と社区サービスの研究
  • 中国の観光地でのユニバーサルデザイン―江南地方にある水郷古鎮を実例として
  • 3次元表現を用いたOSのユーザーインターフェイスの可能性の研究
人間環境デザイン専攻 (旧 福祉社会デザイン研究科人間環境デザイン専攻 博士後期課程)
  • 重症心身障害児のための入浴介助機器の開発に関する研究
  • ユニバーサルデザインのまちづくりにおける効果的な市民参加プログラムの研究-障害のある人の参加・協働するプログラムにおける“気づき”の評価-
  • 簡易型多機能トイレの空間寸法に関する研究

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的

【博士前期課程】

1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
「人間環境デザイン学」を修得し、専門的職業人として十分な実践能力を有する者を養成する。 具体的には、企業や自治体、国際機関などの組織において、デザインやコンサルティングを行う即戦力となる実務者などを養成する。

2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
デザイン分野における、問題解決能力、表現能力、マネジメント能力を習得させることを目的とする。

【博士後期課程】

1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか

「人間環境デザイン学」を修得し、高度な専門的職業人として高い水準の製品や空間を創出する能力、若しくは研究能力を有する者を養成する。具体的には、企業や自治体、国際機関などの組織において、デザインやコンサルティングを主体的に実施する実務者、大学等教育研究機関の教育者、研究者などを養成する。

2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

研究やコンサルティングを主体的に行うための問題解決能力、表現能力、マネジメント能力を習得させることを目的とする。 

ディプロマ・ポリシー

【博士前期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. 専門的職業人として、建築、プロダクト系のデザイン事務所、企業のデザイン部門、ゼネコンの設計部門、公設研究所内の福祉機器開発・デザイン部門、医療機関、行政各機関などの社会的活動における、デザインを行う能力、すなわち「人間環境デザイン学」の十分な実践能力を有している。
  2. デザイン分野において、問題点を発見し、課題を整理し、解決案を考察し、実現する、といった一連の問題解決能力、マネジメント能力を有している。
  3. グローバルに、ローカルに、異文化を理解し、国際社会や地域社会に貢献するための、デザイン能力を有している。

【博士後期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. 研究者として、独立した研究、指導を行うための、分析や検証、考察を行う能力を有している。
  2. 高度な専門的職業人として、高い水準の製品や空間を創出するデザインやコンサルティングを行う能力を有している。
  3. デザイン分野における、博士前期課程よりも更に複雑な問題の解決能力、マネジメント能力を有している。
  4. グローバルに、ローカルに、異文化を理解し、国際社会や地域社会に貢献する実務や研究活動を遂行するための、デザインやコンサルティングを行う能力を有している。
カリキュラム・ポリシー

【博士前期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

  1. ユニバーサルデザインを教育・研究のキーコンセプトとし、分野横断的なカリキュラムを提供することで、幅広い専門知識の学修を目指す。
  2. 建築士の実務経験要件を満たすことができるカリキュラムを提供する。
  3. 特別演習などの実践的な科目や研究指導科目において、自ら問題を発見し解決する能力、マネジメントする能力を養う。
  4. 特別実習科目において、国際的な分野での交流や活動を積極的に進める資質を養う。

2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

【博士後期課程】

1.教育課程の編成/教育内容・方法

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

  1. 人間環境デザイン学の専門性を深め、新たな取り組みに挑戦するための基盤を形成するカリキュラムを実施する。
  2. 特殊研究科目においては、一連の研究活動、研究成果の国内外への発信および高い倫理観を持って研究を進めるための助言や指導を行い、研究や業務のプロジェクトを中心的に遂行することができる資質を養う。
  3. 研究指導科目において、特殊研究科目における研究活動の成果を受けて、論文作成技術やプレゼンテーションについて指導し、研究成果を博士論文としてまとめられるよう指導を行う。

2.成績の評価
成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

  1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
  2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
  3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー

【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 「人間環境デザイン学」の学問的な目的や価値に共感し、関連する学士相当の知識や技能のある者
  2. デザイン分野における専門性と総合性を高める実践的な学修に意欲のある者
  3. 研究倫理を遵守し、国際的かつ学際的な学修に対して意欲のある者

【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 「人間環境デザイン学」の学問的な目的や価値に共感し、関連する修士相当の知識や技能を有する者
  2. 「人間環境デザイン分野」の深化や新たな取り組みに意欲のある者
  3. 研究倫理を遵守し、国際的かつ学際的に高度な専門的職業人、研究者を志向する者