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修了生、在校生が語る大学院の魅力「文系大学院生としての就職内定までの道のり」(経済学専攻 倉持悠佑さん)

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経済学専攻 修士課程2年 倉持悠佑さん

文系大学院生としての就職内定までの道のり

Q.入学して直ぐに、就職活動準備に・・・

倉持さん2東洋大学の理系学部から一浪をへて東洋大学の経済学研究科に入学した安堵感からか、大学院に入学して直ぐに就職活動の準備に取り掛かったわけではありませんでした。学部時代から経済学に興味をもった私は、やっと思いっきり経済学を学べるという気持ちがあり、正直入学後は就職活動はまだまだ先のことだと考えており、自分が実際に就活するイメージや実感が湧いておりませんでした。 しかし、入学して直ぐに開かれる大学院生向けの就職活動ガイダンスで、就職活動を始める時期やスケジュールは頭に入れておくべきというアドバイスを受けたので、ある程度の就職活動に対する目安は立てていました。

Q.大学院での研究生活はいかがでしたか?

まず、学ぶ環境が整っています。大学院の研究室は8号館に集中していて、その棟に経済学研究科院生共同研究室もあります。8号館は未だ新しく、ガラス張りの校舎なので、多くの大学院生が机に向かって集中している姿が伺え、とても刺激になります。もう一つの魅力は、留学生との距離が近いということです。学部に比べ、研究室には在籍する学生が格段に少ないので、その分ほとんどの学生と交流することが出来ます。経済学研究室には中国からの留学生が多いので、時に中国語を教えてもらったりしています。

Q.大学院に、進学しようと思った動機・経緯は?                             

  ★倉持さんの詳しい大学院での研究生活についてはこちら

Q.では、就職活動を始めた時期は?

倉持さん2就職活動を始めたのは修士2年の4月です。この年の就職活動の解禁はその前月の3月でした。3月というと春休み期間中なので、就職活動の良いスタートダッシュができるであろうと考えていたのですが、大学院の春休み、ましてや修士課程のこの時期となると、自分の研究の進捗具合に少々焦る気持ちが芽生え始め、良い就活スタートというわけにはいきませんでした。修士論文の期限も1年を切っており、私の心境としては長期休みだからこそ研究に専念しなければいけないという気持ちの方が強くなってしまいました。ただ、春休み中は全く何もしていなかったのかといえばそうではなく、時間に余裕が出来たときや、スケジュールの空いた日は説明会に参加したり、Webサイトで情報収集をしていました。元々夏前には就職活動を終わらせておきたいと思っていたので、選考から内定までは長くて約3か月と考えると、遅くても4月には本格始動しなければならなかったのです。

Q.学部生との違いはあったか?

率直に言えば、学部生との違いを感じたことはあります。特に、書類選考で落ちた時はそう感じました。書類選考は企業に提出した履歴書だけで判断されます。選考に落ちる要因は企業によって異なりますが、その企業が学部生を優遇している場合や、私のように年齢が高い(学部時代に休学して語学研修に行ったり、大学院進学の費用を稼ぐためや受験対策等で1浪している)ことによって、そのような結果になったと考えられるケースもありました。しかし実際に私が就職活動中にエントリーした企業では、書類選考を通過することの方が多かったので、このようなケースは数少ないというのが実感です。理系の大学院に比べ、文系の大学院は就職に不利であるとよく言われており、私自身も耳にしたことがあります。しかし、実際に自分で経験してみると「そんなことはないな」というのが正直な感想です。書類選考で落ちるよりも、通過して次の選考に進めることが多かったので。

Q.具体的にどんな就職活動をしていたのか?

大学院生だからと言って、学部生と就職活動の方法が異なるかというと、そんなことは決してありません。学部生の方々と同じように企業説明会に足を運び、エントリーをしてグループディスカッションや面接といった選考に進みます。その中で、大学院生だからという理由で企業や周囲の就活生から特別な目で見られるということも一切なかったので、そういった面ではこれから大学院に入って企業に就職を考えている人は安心して良いと思います。では、具体的にどんな就職活動をしていたかと言うと、まず初めの段階では業界や職種を絞っていたわけではなく、幅広い業界と職種を視野に入れていました。院卒だからといって、研究職や自分の専攻分野・研究に関連する仕事ということにもあまり拘っていませんでした。企業規模も大中小を問わず、求人サイトで興味を持った企業の説明会に多く参加してきました。自分の知らない業界や仕事はまだまだ多く存在しているので、最初から1つに絞るのは勿体無いと考えていたからです。また、自分の人生において、これほど多くの会社を自分の目で見られるのは、学生であるこの時期しかないと考えていたので。多くの会社説明会に参加する過程で、徐々に自分が魅力的に感じる職業が定まってきたところで、初めて職種を絞ってエントリーや選考を受けるようにしていきました。

Q.就職活動で感じた大学院生のメリットとデメリット

メリットとしては、論理的思考が身に付いていることです。大学院では研究や授業を通して、論理的思考が非常に身に付きます。研究は理論が無ければ成り立たないため、必要不可欠なスキルであり、授業も同様です。また、大学院では学部の授業に比べて、自分で何らかの問題について考え、それを発表していくというスタイルの授業が多いのですが、これが就職活動で非常に役に立ちました。特に面接では、面接官の質問に対し、よく考えて理論を構築した上で自分の答えや意見を述べることができたと実感しています。デメリットとしては上でも述べたように、若い年齢や学部卒を好む企業には落とされる可能性があるということです。なので、求人サイトの採用情報で院卒も採用の対象であるか否かということをよくチェックしていました。中には院卒は対象ではない企業もありますが、対象としている企業も探せば少なからず発見できますので、心配する必要はないと思います。

Q.就職活動での失敗

面接では自分の研究について問われる機会が多くありました。勿論、面接官は私の研究内容に関して、詳細な知識があるわけではありません。にも関わらず、つい細かく研究内容を話してしまい、面接官に理解してもらえないことが多々ありました。専門知識のない方にも分かりやすい説明をすべきだったと後悔しています。

Q.内定をもらうまでの・・・

就職活動では「自分が何をしたいのか」ということを軸に企業を見ていました。この自分の「軸」は大学院生だからこそ、学部生よりもより一層大切なものになってくると思います。就職活動開始当初は、幅広い業界を視野に入れており、どんな仕事をしたいかなどと言った具体的なイメージを持っていませんでした。そのおかげで、最初から業界や職種を絞らず多くの企業の説明会に参加したことはとても有意義であったと実感しています。あらゆる業界を見ていく中で、自分が魅力的に感じる業界や職種が分かるようになります。それが徐々に自分の就職活動の軸となり、自然と自分が就きたい職業に絞れるようになっていきました。私の場合、就職活動を始めた当初はIT分野、総合商社、コンサルティングの3つに志望をしていました。そして、説明会ではその3つには絞らず多種多様な企業の説明会に参加し、最終的にコンサルティングということが自分の軸であると改めて実感できるものとなりました。自分が就きたい業界や職種が自分の中で固まれば、あとは選考に進むのみです。研究のこともあり、時間的にもそれほど余裕があるわけでもなかったので、本当に魅力を感じた10社程度にエントリーしました。そして、税理という観点から経営コンサルティングをするということに魅力を感じた税理士法人から内定を頂きました。

Q.これから就職活動をしようする大学院生へのメッセージ

  入学したら・・・・・

就職活動のスケジュールだけ理解しておくことをお勧めします。大学院では、学部と比較して授業の質が異なり、発表がメインとなるものが多いので、その準備に時間を取られてしまします。また課題も多く、それに並行して自分の研究も進めていかなくてはなりません。大学院1年次は、生活のリズムが掴めないこともあり、授業や研究で多忙になってくると、就職活動のことなど考えられないという状況に陥りがちです。ですから、入学した時点で就職活動がいつ解禁になるのか、自分はいつ頃から始めれば良いのか、といったスケジュールだけでも頭に入れておき、それを目安にある程度計画立てをしておくと良いと思います。あとは就職活動に関してはそれ以上考えず、授業や研究に専念するべきです。授業や研究で身に付けた知識やスキルは、就職活動のどこかで必ず活かされます。面接で研究のことを問われる場面も少なくありません。これは、しっかり研究に打ち込んでいなければ答えられない質問なので、大学院1年次では就職活動のことよりも研究や授業を第1に考えて取り組むべきだと思います。

  2年次には・・・

1年次に必要単位を取得していたので、2年次は週に1コマの授業でした。時間に余裕ができた分を就職活動に充てられたため、精神的な余裕も持ちながら就職活動が出来ました。1年次に必要単位を取得したことで、本当に救われました。そして、研究と就職活動のしっかりとしたメリハリを付けることが必要です。その2つの両立をメリハリなくやってしまうと、集中力の欠如によって貴重な時間を無駄にすることになります。研究に関しては、修士論文の期日まで1年を切っているので、時間は少しも無駄にできないでしょう。修士論文は時間との勝負でもあるので。時間管理とメリハリ。そして、疲れたら研究からも就活からも離れ、思い切って休むことも大切です。

倉持さん3

■プロフィール

経済学専攻 修士課程2年 倉持悠佑さん

茨城県つくば市出身。
附属校である東洋大学附属牛久高校を卒業。
2010年4月 東洋大学生命科学部食環境科学科(現 食環境科学部 食環境科学科)へ入学。
2012年9月 休学制度を用いてオーストラリアで1年過ごす。
2013年10月 大学に復学
2015年3月 大学卒業後、大学院受験に向けて浪人生活と併せ大学院の資金集めの為アルバイト生活を送る。
2016年4月 同大学大学院経済学研究科経済学専攻へ進学。
2016年4月 入学時の就職ガイダンスでスケジュールを立てる。
2017年4月 就職活動開始
2017.6月 税理士法人から内定を得る

★倉持さんの詳しい大学院での研究生活についてはこちら


掲載されている内容は2017年7月7日現在のものです。

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