文学部 学部長 山口 しのぶ

学部長メッセージ

社会の課題解決や
自分の人生を歩む上で
礎となる力が身に付く文学部

みなさんは「文学部」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?「本ばかり読んでいる学部」「何をやっているのかちょっとわからない学部」などでしょうか。確かに学部の名前だけではよくわかりません。

現在、第1部文学部(昼間部)には「哲学科」「東洋思想文化学科」「日本文学文化学科」「英米文学科」「史学科」「教育学科」「国際文化コミュニケーション学科」の7学科、また第2部(イブニングコース)文学部には「東洋思想文化学科」「日本文学文化学科」「教育学科」の3学科があります。文学部で学ぶ内容をキーワードであげるなら、「哲学・思想」「文学」「文化」「歴史」「教育」「国際化」「コミュニケーション」などだと思います。

このように文学部の教育は多岐にわたります。これらは何かの資格と直接結びつくという性格のものは少ないのですが、いずれも社会の中で生じるさまざまな課題や自分自身の問題を解決するための基礎となるものです。

以上の内容を、自身の興味にしたがい文献講読、ディスカッション、調査研究などにより考察を深め、また自身の考えを口頭発表やレポート・論文などにより発信することが文学部の4年間の学びで求められます。その際学生は、決して受動的でなく自分から積極的に行動することが重要となります。一つの分野を4年間しっかりと学習した方には、卒業のころには思考力、判断力、表現力、発信力、行動力という社会で必要不可欠な能力が十分に身についていることでしょう。

そして大学を出たその先の人生では、自分の手本となるやり方は見つかりにくいものです。知らない道を歩くのはしんどいし怖いものですが、正解も不正解もありません。思い切って進んでください。

文学部 学部長

山口 しのぶ

Shinobu Yamaguchi

PROFILE プロフィール

所属
文学部 東洋思想文化学科 教授/博士(文学)
専門分野
哲学、印度哲学・仏教学