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法学部ゼミ紹介(清水ゼミ)

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専門演習 交渉学を学ぶ

コース30 教員:清水 宏

ゼミの内容

交渉と聞くと、手練手管を駆使して、相手を思いのままに操り、自分に都合のよい結論に同意させる詐欺的なテクニックのようなものをイメージする人も多いかもしれません。また、交渉は、勘、間、胆力といった、理論とは無関係の個人的な技術であり、学問の対象となるものではないと思われる人もいるかもしれません。
しかしながら、これらは誤ったイメージで、むしろ交渉は、自分の立場と交渉相手の立場を分析して情報交換を行い、お互いが満足できる結論を得るためのスキルであって、理論的分析の対象となり得るものです。こうした考え方に基づいて、この演習では、交渉を理論的に考察することを行うことを目的としています。
具体的には、交渉を理論的に理解するため、前提となる基礎知識の習得を目的として、たとえば、交渉の目的、交渉を行うのに必要な準備、交渉可能領域の設定、交渉条件の検討、交渉打ち切りの判断、交渉を行う上でのスキル等の、交渉の基礎理論に関する学習と発表を行っています。
その上で、交渉に関する知識、および、法学部の専門科目で獲得した法的知識を利用しながら、たとえば、不動産売買、不動産賃貸借、損害賠償額の決定、クレーム処理、開発プロジェクト等のさまざまな交渉を行うことで、知識の確認および応用力の涵養を図っています。
なお、交渉の結果は、書面にまとめることになりますので、契約書の書き方についても講義を行い、交渉後に契約書を書いてもらいます。
 

特徴・雰囲気・特別活動等について

法解釈学というよりは、広い意味で法的知識を応用する能力の養成を目的とした授業内容となっています。基本的には、教員と学生との交渉で、さまざまな物事を決めています。ゼミの発表はグループで行っており、グループ内でも発表内容について交渉を行ってもらっています。ゼミ員同士の仲が良く、コンパも年に数回行っております。
昨年度は、日程および施設利用の関係で合宿は行いませんでしたが、今年度は、うまく都合がつけば、合宿を行うことも考えています。

清水先生
 

ゼミの学生に対して望むこと

演習は参加型の授業です。自分が発表の当番ではなくても、授業に出席して、他人の発表を聴き、質問や意見を述べることで、自分だけではなく、他の人も勉強をするという、相乗効果を目的とするタイプの授業です。
したがって、やむを得ない事情がある場合を除いて、授業に遅刻・欠席することなく出席し、また、積極的に参加して、自分の意見などを述べるようにしてください。みんな初めて勉強することですから、わからないことや、間違うことは多々あります。授業からできるだけ多くのものを得ることができるよう、がんばってください。
 

その他

法律学科所属の教員です。民事訴訟法・民事紛争処理法を担当しているところ、交渉は紛争処理方法の一つと位置付けられることから、演習のテーマとしています。

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