About Toyo University 〔福祉社会デザイン学部〕教員養成に対する理念及び認定課程設置の趣旨等

福祉社会デザイン学部子ども支援学科

  • 幼稚園教諭一種免許状

学校教育法第22条には、「幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする」と示されています。
生活支援学科子ども支援学専攻では、この目的を達成するために、「環境を通しての保育」を基本とし、幼稚園教育要領に示されている教育を行う時に重視する事項、「幼児期にふさわしい生活の展開」「遊びを通しての総合的指導」「幼児一人一人の発達の特性に応じた保育」を実践できる幼稚園教諭の育成を行います。
そのために、幼児教育・保育に関する専門知識をはじめ、多様な子どもの育ちへの援助、子どもの心のケア、子育て家庭への支援など、子どもの育ちを育んでいく幼稚園教諭としての様々な保育の方法・スキルを習得し、子ども・家族・地域社会から求められる課題解決にも積極的にかかわれる人材の育成を目指しています。
習得した専門知識や保育スキルを活かし、幼児教育の実践的な場で力を発揮し、子どもの笑顔と幸せな育ちを守る幼稚園教諭を養成していくことが、本学科が目指しているところです。

福祉社会デザイン学部人間環境デザイン学科

  • 高等学校教諭一種免許状(工業)

人間環境デザイン学科は、学校教育法第51 条に示されているように、高等学校教育における豊かな人間性、創造性、社会的使命の自覚、個の尊重を教授するための「工業教育」の理念、専門分野である建築、都市、デザイン領域の専門的知識の修得を目的としています。特に本学科では、社会の発展や人口の高齢化といった今日的課題の中で、専門的な知識を駆使し、総合的な観点から、多様な問題の発見と課題解決について教育できる教員を養成することとしています。具体的には、社会の変動に必要不可欠なユニバーサルデザインの基礎的な考え方を教授し、建築、住宅、まちづくり、製品、道具など人間の生活環境に関わる諸課題を総合的に捉えられるカリキュラムを設け、高度に発展した工業分野において活躍できる人材を育成できる教育者となり得ることを目指して当該教職課程を設置するものです。

  • 高等学校教諭一種免許状(工芸)

人間環境デザイン学科では、少子高齢化とニーズの多様化が進む中で「ユニバーサルデザイン」を基本とし、建築、環境、製品、医療、交通などを個別に考えるのではなく、「豊かな暮らし」を目標にし、総合的に捉える能力を養成する教育を進めています。そのため人間を中心に捉え、建築から住宅、まちづくり、工業製品などのデザインを総合的に学べるカリキュラムを組んでいます。また本学科はカリキュラムの各段階で修得したものづくりの基本となる知識や技術を活かして、建築設計や工業製品あるいは福祉機器などのデザインの現場で、ユーザーを中心とした計画、設計および提案ができる人材の育成に資する教員の養成を行います。
これらの教育課程の中で、高等学校教諭1種免許状(工芸)を取得できる科目を各セメスターに配置し、必要な科目を修得することによって、建築やデザイン分野において活躍できる人材を育成できる教育者となり得ることを目指して当該教職課程を設置するものです